【感想・ネタバレ】新装版 旨いものはうまいのレビュー

あらすじ

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“今から思ふと、食べもののことや酒を飲む話を書き始めたのは、かういふものを書いてゐれば誰からも尊敬されたりする心配はないし(中略)誰にも気兼ねしないで本音が吐けると考えてのことだつたやうである” ニューヨークで毎日のように通った酒場、麦の匂いがする英国のトースト、広島の牡蠣、横浜の点心、近畿の松茸……。文士・吉田健一が旨いものへのこだわりと本音を包み隠さず語った幸福な食エッセイ集が、新装版になって帰ってきた!

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Posted by ブクログ

独特な文章のリズムに慣れるまで少し時間がかかったが、読み進めるうちにそれがむしろ味わい深く感じられた。
自分が生まれる前の時代の話なのに情景が自然と浮かび、食いしん坊な人だなあとたびたび頷きながら楽しく読み終えた。
吉田健一の硬すぎずフラットな語り口に惹かれ、読むたびにお腹がすいてしまうような一冊。
食いしん坊な方におすすめ。

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2025年10月13日

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