あらすじ
小さな会社は、多くの競争を強いられるありきたりな事業ではなく、小さくても競合が参入してこようとしない市場で、独自色の高い事業を手掛けるべきです。
本書では、そんな事業を「小さな井戸の金のカエル」にたとえました。
高利益で、企業価値を高めることにもつながる「ニッチなオンリーワンビジネス」の構築は、すべての中小企業にとって厳しい現状の打開策となり得ます!
本書では、そうした事業をつくるために必要なアイデア術やマインドセット、ビジネス構築のコツや、市場拡大のための営業ノウハウ、他企業との競争を避けるために注意すべきポイントまで、多くの事業を成功に導いてきた著者が、その40年近いビジネス経験から懇切丁寧にアドバイスします。
本書を読み込めば、みなさんの会社を「金のカエル」に変える方法も必ず見つかります!!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中小企業の経営者にはたいへん役立つ教科書。考え方、マインドセット、注意点など、著者の豊富な経験から書かれているのでとても納得感があり共感できる。中小企業の経営者向けの本には、数字の管理のしかたや、小手先のテクニック、テンプレート的なこと、などが書かれている本が多いが、この本はベースとなる根本的なことを教えてくれる。少し人間臭いが、商売といえども結局最後は人と人。経営者の人格が重要だと改めて思わされる。良書。
Posted by ブクログ
良いアイデアを見つけて事業化しても、市場が育ってくると必ず大手が参入する。
アイデアを生み出す習慣づけ、を身につける。
金のカエル=大手が参入しないニッチな市場で、ごく少数しかない専門性の高い会社をつくる。
納期が2年後でも、忘れたころに届く、といううれしさがある。
海外メーカーの日本総代理店になる。
イノベーションは、安定からは生まれず、逆境から生まれる。
「エフェクチュエーション」予測で行動しない。自分の資源を使うアプローチ。
ニッチ市場なら、3勝7敗でいい。
走りながら考える。
アイデアを生み出すために
常に課題について考え続ける。
多くの体験をする。
当たり前を疑う。
人と同じ物を見ない。
人と違う物を探す。
可能になる方法を探す。
お客様の困りごとを探す。
お客様のコンプレックスを探す。
変わってますね、は褒め言葉。
お金持ち、大企業を相手にする。が、大企業は実績が重要。一度取引できればイモヅル式に他の企業も取引できる。最初から大手を狙う。実績になる。
大手企業が参入してきたら、逃げる。値下げで対抗しない。
いかに高く売ることができるか、考える。
価格競争はしない。
ネーミングにこだわる。商標登録を取る。
下請けで妥協しない。
斜陽産業には入らない?