あらすじ
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80周年記念・愛蔵版
サン=テグジュペリが「星の王子さま」を1943年にアメリカで刊行してから80周年を迎えました。また、2026年にはフランスでの刊行から80周年を迎えます。長年にわたって読み継がれてきた不朽の名作をサン=テグジュペリによるオリジナル原画、翻訳ともフランス版を忠実に再現してページ構成した愛蔵版としてまとめました。
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Posted by ブクログ
本文より引用
「さようなら」キツネが言った。「じゃあ秘密を教えるよ。とてもかんたんなことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」(中略)「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」
子どもにもおとなにも読んで欲しい本。物に溢れた飽和社会だからこそ、「いちばんたいせつなことは、目に見えない」ことを知って欲しい。気づいたら「大人」になるけれど、忘れちゃいけないものは子どもの時から変わってないから。
Posted by ブクログ
上司がおすすめしてくれた1冊。
なぜこの本?って正直思った。
学生時代に読んだ時は、飛行士が砂漠に不時着して生きるか死ぬかの時に、手伝いもせずに羊の話やバラの話をする王子さまの空気の読めなさっぷりにイライラした印象しかなかったから。
ただ今となって読み返してみると、その感想はカレーの王子さまくらい甘かった。
王子さまが出会う大人たちは、みんな何かに夢中だけど、本質を見失っている人ばかり。
キツネとのエピソードは愛や信頼といった目に見えない価値を再認識させられた。大切なものは目に見えない。
出版時、著者は43歳、亡くなったと考えられるのが44歳。自分はここまで考えることができるのかなあ。