あらすじ
◆モダンな開発に不可欠なテストの技法を身につける◆
プログラミング開発において、テストと伴奏しながら開発を進めるスタイルが常識となりつつあります。本書はJUnit 5を軸に、定番のJavaのテスティングフレームワークを網羅的に取り上げ、効率的な開発環境の構築をサポートします。テストを効率的かつ継続的に行うためのビルド支援ツールや継続的インテグレーションなどの周辺技術についても、ユニットテストからの視点で説明します。近年、発展の著しい生成AIについても、本書で紹介するツール類でどのように活用できるのかを紹介していきます。
■こんな方におすすめ
・Javaの最新のテスト環境や、それらの連携方法を押さえておきたいJavaエンジニア
■目次
●第1章 ソフトウェアテストの全体像
・1.1 ソフトウェアテストの概要
・1.2 単体テストの手法と戦略
・1.3 結合テストとシステムテスト
・1.4 テスティングフレームワーク
・1.5 CI/CD
●第2章 JUnit 5による単体テスト
・2.1 JUnit 5のさまざまな機能
・2.2 単体テストにおける「依存性注入」とテストダブルの利用
・2.3 JUnitの開発環境
●第3章 モッキングフレームワークの活用
・3.1 Mockitoによるモッキング
●第4章 データベーステストの効率化
・4.1 DBUnitによるデータベーステスト
●第5章 Spring Bootアプリケーションの単体テスト
・5.1 Spring Boot Testによる単体テスト
●第6章 REST APIのテスト
・6.1 RestAssuredによるREST APIのテスト
・6.2 WireMockによるモックサーバー構築
●第7章 UIテストの自動化
・7.1 SelenideによるWebブラウザのUIテスト
●第8章 負荷テストの自動化
・8.1 Gatlingによる負荷テスト
■著者プロフィール
斉藤 賢哉(さいとう けんや):1970年生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、1994年に金融機関に入社。4年目よりシステム部門に配属となり、今日まで25年以上に渡って企業システムの開発に従事。専門分野はJavaによるシステム開発で、アーキテクトとして重要システムの技術設計やソリューション選定、もしくは社内標準のフレームワーク開発といった、豊富な経験を有する。現在はグループのシステム関連会社にて、先進技術による機能開発や横断的な施策を担う部門を本部長として統括する傍ら、生成AI活用によるDXの推進についてもテクニカルリード的な役割を担当。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ソフトウェアテストについて最初の理解を助けるという視点では、とても良い書籍だと思います。
他のソフトウェアテストと同様にソフトウェアテストで確認すべき観点を踏まえながらどのようにテストを実施すべきかと展開をしていきます。
その際に、恐らく筆者が実際に使用したツールやフレームワークの紹介をしています。
データベース、ビジネスロジック、UI、負荷テストといったものを取り上げていっています。一部、開発が下火になっているものがあります。しかし、最初に取り組んでいくという点では問題ないかと思いました。
Appendixの場所で、生成AIについて言及しています。手に取った段階の予想では、一章分割いて説明があるのかなと思いました。逆に好感をもてました。
生成AIに対してどのように命令をしてテストコードの生成を行っているのか例文を読みながら、理解をすることができました。
中級、上級者にとっては既に知っている内容が多いかもしれないです。