【感想・ネタバレ】人生に、上下も勝ち負けもありません。 焦りや不安がどうでもよくなる「老子の言葉」のレビュー

あらすじ

10万人を診た精神科医が教える「老子の言葉」

「心がラクになった」「今日から迷いなく過ごせる」
……共感の声続々。ロングセラーが待望の文庫化!


読売新聞「人生案内」回答者を17年務めた医師が、
「人生がラクになる」老子の教えを伝授します。

・お金がある人は幸せ。ない人は不幸
・仕事で評価されている人は偉い。されていない人はダメ
・友人が多い人はすてき。少ない人は寂しい
・器用な人はカッコいい。不器用な人はカッコ悪い

私たちはこんなふうに「ジャッジ」したりされたり、
四六時中さまざまなマウンティングにさらされています。

でも、世の中にあるすべての物事について、
いちいち「よい、悪い」「偉い、偉くない」「すごい、すごくない」
というジャッジをすること自体がおかしい。

「強いよりも弱く」
「世の中は相対的。評価も価値もすぐに変わる」
「自分が今いる場所に幸せのタネを見つける」
……2500年前にこう説いたのが老子です。

「他人が羨ましい」「自分は損ばかりだ」と日々モヤモヤする人には、
老子の“抜け道をいく”哲学が最善の武器になります。

※本書は2019年4月に刊行された『人生に、上下も勝ち負けもありません』(文響社)を文庫化にあたって加筆(20頁程)再構成、改題したものです。単行本収録のイラストの掲載はありません。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

色々悩んでいたときに手に取った本。
完璧主義な私は人と比べてしまうことが多く、謎に焦ったりしてしまっていました。この本を読んで少し心に余裕が出来たし、気持ちがいっぱいいっぱいになったときに読み返したいと思える1冊でした。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

日々の小さな努力や自分自身を認めることの大切さを実感した。
人知れず積み重ねてきた自分の歩みも、かけがえのないものなのだと思えた。

中でも、「あなたの頑張りをいちばん見ているのは、あなた自身だ」という言葉が響いた。
誰かに認めてもらうことばかりを気にしていた自分に、「それでもいいんだよ」と優しく寄り添ってくれるような温かさを感じた…

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

人生の選択と判断とは人それぞれの「感じ方次第」の時代だと言う。だから「ジャッジ・フリー」(決め込んでしまう、思い込みを止める)を持ち生きることが精神的にも良い、と言う。「こうでなくてはダメ」あるいは「自分で勝手に優劣をつけてしまう」と言う思考ではストレスが溜まる世の中だ、だから柔軟思考であることが大切だ。特に「知らないことを」知らないと言えること、そうして人の話を聞くことが大事だと思う時代なのだ。だから思い込んだ自分だけのこだわりを捨て、「そう言う事もある」と見識を広げる意識が大事だ思う。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

老子のお言葉をベースにした、精神科医による解釈。私的には老子の自然体の生き方、示唆がすんなり入ってきます。孔子についてももう少し学んでみたいですね

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2024年10月15日

Posted by ブクログ

よくある悩みに、老子の言葉で解決!という感じです。タイトルどおり、人生に勝ち負けも上下もありません。自分が幸せに生きているならそれで良い、という事です。

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

悩める人が陥りやすい「4つの心的傾向」
ちなみに、これはうつ病の心理特性を表したものです。
①自分は弱い=劣等意識
②自分は損をしている=被害者意識
③自分は完璧であるべきだがむずかしい=I完璧主義
④自分のペースにこだわる=執着主義


人に勝つ人というのは力(権力、経済力、腕力)がある。
しかし、本当に強いのは「自分の弱さに勝つ人」だ。


知ったかぶりは結局ボロが出る。
知っていても「知らない」と言うのが謙虚な人間である。
だいたい知っていると言っても、どのレベルで知っているのか怪しいものだ。
ここは「知らない」とするのがよい。
まして知らないのに「知っている」と言えば
災難がもたらされるだろう。


私たちはいったい何のために学ぶのでしょうか。
これまたむずかしいテーマですが、ひとつ言えることは「自分が豊かになるため」だと思います。人と比べてどうこうでなく、あなたがあなたらしく、自然のままに生きること。それこそが老子の教える「豊かさ」だと私は捉えています。


もし溢れ出た不満の一つひとつが解消され、すべてクリアになったとしたら、あなたは本当の幸せを手にするのでしょうか。
きっとそうではないと思います。
そのときはまた新しい不満が生まれ、今と同じように愚痴や文句が溢れ出ているでしょう。

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2024年10月30日

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