あらすじ
「せん妄」という、薬の副作用に苦しめられる高齢者、続出!
もし、あなたが同じ医者から5種類以上の薬を処方されて飲んでいたら、医者を変えた方がいい。
なぜなら、複数の薬を飲むことによる恐ろしい副作用があるからだ。例えば、頭がぼんやりしたり、幻覚に襲われたりする「せん妄」がその一つ。
他にも「とりあえず検査を」と言う医者や、検査結果だけをみて実際の体調を考慮しない医者も避けるべきだ。
本書では高齢者医療の専門家が、医者の見極め方や病院のかかり方、筋肉や気力を維持するための生活習慣を具体的に解説。好きなことをしながら大往生したい高齢者、必読の書。
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Posted by ブクログ
東池袋の老人暴走事件は薬によるせん妄・・かもしれない。眼科で瞳孔を広げる検査の後運転をすると眩しくなるので制限しているが、他にもその薬は使われている。薬による害があることを警告している。
スウェーデンではスプーンを口に持っていって口を開けなければ点滴も治療もしない。でも平均寿命は変わらない。結局日本は医者が薬を出しすぎているという本。
でもマスコミは製薬会社が大口スポンサーなので薬の害については報道しない。
<書評より>
「せん妄」という、薬の副作用に苦しめられる高齢者、続出!
もし、あなたが同じ医者から5種類以上の薬を処方されて飲んでいたら、医者を変えた方がいい。
なぜなら、複数の薬を飲むことによる恐ろしい副作用があるからだ。例えば、頭がぼんやりしたり、幻覚に襲われたりする「せん妄」がその一つ。
他にも「とりあえず検査を」と言う医者や、検査結果だけをみて実際の体調を考慮しない医者も避けるべきだ。
本書では高齢者医療の専門家が、医者の見極め方や病院のかかり方、筋肉や気力を維持するための生活習慣を具体的に解説。好きなことをしながら大往生したい高齢者、必読の書。
Posted by ブクログ
この本は、「せん妄」に特化した内容でした。
和田さんの本を読んでいると、東京・東池袋で起きた高齢者の痛ましい交通事故のことが出てきます。
このことにつき、先生の見解は、認知症からくるものではなく、「パーキンソン病の治療薬の副作用によって起きてしまった意識障害」であると。
高齢者医療に長年携わってきた先生ならではの見解です。
で、この本の内容ですが、
第1章 高齢者の暴走事故
――なぜ医師はせん妄を疑わないのか
第2章 高齢者医療の不都合な真実
第3章 現代医学は高齢者に合わない
第4章 高齢者を幸せにする医療と暮らし
終章 よい医者の見極め方・付き合い方 九カ条
この本は、今現在の高齢者も読むべきですが、将来・近い将来に高齢者の突入する方々も事前に知っておけば良い内容だと思います。
現代社会で生じてしまっている諸現象に対する諸見解に対し、少しでも違和感を感じたら、多方面から情報入手するということが必要です。
堤未果さんのように(笑)。