【感想・ネタバレ】論文の書きかたのレビュー

あらすじ

論文を書くとき、気をつけなければならないことはなにか。論文は、どんな基準で評価されるのか。本書は論文の書きかたについて、社会学を中心に、研究プロセスにおける作法にそって解説する。著者自身の体験を手がかりとしながら、問題設定や社会調査、資料批判、図表の論理、注の役割、研究倫理など、論文作成において外せないポイントを掘り下げていく。論とはなにか、文とはなにか、そして書くとはなにか。「論文を書く」という現象それ自体の社会学的な考察であるとともに、新たな認識を自分で生み出すためのレッスンでもある。

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Posted by ブクログ

ハウツー本ではなく,(社会学の)論文を書くとはどういうことかについての学問的論考。
社会学を正式に学んだことがないので色々参考になった。特に資料とデータの区別など人文科学にはない論点は新鮮だった。また,質的調査=非量的調査という指摘は単純な二項対立を超える視点を与えてくれた。

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

 いわゆる「論文の書き方」とはかなり違う。「論文」論といったところか。著書自身の研究・執筆ケースが何か一つでも、より具体的・詳細に説明されていると、さらに参考になるのではと思う。「わかりやすさ」という点では、これも著者のスタイルなのか、「回りくどい」、「小難しい」(失礼)表現が多く、上級者向け「読本」といったところか。

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2024年06月04日

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