あらすじ
投資にリスクはつきものだ。だが、投資しないのはもっとリスクだ――それはなぜか? 数ある投資術に“正解”などあるのか? 各賞受賞の実力派経済記者が、自身の体験と著名投資家や金融機関への取材、膨大な公開データから“ほったらかし投資”の極意を示す。カナダ発の世界的ベストセラーに日本版オリジナル「投資の10カ条」を加筆収録。年1時間の運用チェックでやがて資産が億になる、投資の最適解とは。
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Posted by ブクログ
本書で最後に紹介されていた投資の10カ条
1.完璧な投資家は存在しない。それでも投資をしないという選択肢はない
2.投資にタイミングはない。あるとすれば手元に資金があるときである
3.話題の投資には要注意。あくびの出る話に投資せよ
4.基本は「長期・分散」、複利効果でお金に働いてもらうこと
5.インデックスファンド・ETFに勝てるプロはまずいない
6.高い手数料は致命傷。金融機関は隠し事の天才
7.方針を決めたら変えない。ただし、年に一度はリバランス
8.市場の調整に動じない。たいていは「何もしない」が正解
9.投資は続けることが大事。上がれば万歳、下がったらより多く買えると考える
10.投資は人間修養である
Posted by ブクログ
ミリオネアとは金銭的目標だけでなく心も持ち方を指す。=雨が降らなければ虹もかからない。投資にはリスクが伴う。投資しないリスクはそれより大きい。
儲かる株を探すのに労力や時間をかけるほど儲からなくなってくる。
シンプルさと時間を味方にする。
市場は時折暴落する。私たちにできることは何もない。
レアな真珠の神話。
未来を読めるとしても、投資の実績はよくならない。自動車の復興を予測して20世紀はじめに自動車メーカーの株を買ったとしても、3000社の自動車メーカーのうち生き残った自動車メーカーは3社だけ。未来を読んで投資をすることは不可能に近い。
将来を見てきた人間が、ドミノピザが上場したときに買うことを勧めても、誰も買わない。人はハイテクの話にしか興味がない。
市場を超えてパフォーママンスを上げ続ける人はいない。
sp500は、業績が悪くなると構成銘柄から外れる。ハーレーダビットソンのように。
デイトレードはカジノよりリスクが高い。
債券は残存期間が短いモノの方が価格が安定している。
IPO銘柄は、全体で見ればプラスにならない。
50才で人生が終わるわけではない。
複利の効果、時間を味方に付ける。
投資を面白いと思うなら、そのやり方は間違っている。
経済ニュースは面白いが、それで投資はできない。
直感に従うのは間違い。
ライオンが襲ってきたら逃げないほうがいい。逃げなければライオンは襲ってこない。しかし、本能に従えば逃げてしまう。
生き残るのは脅威と戦うのではなく、本能と戦うこと。