あらすじ
三人組は元気で毎日暮らしているが、彼らに信じられない知らせが届いた。三人組の卒業とともに先生をやめてしまった、花山第二小学校の宅和先生のいのちがあぶないなんて・・・。誰でも年をとることからはまぬかれない。三人組はどのように年齢をかさね、どのようにこれからの後半生をかさねてゆくのか。
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小6の頃、リアルタイムでちょうど読んでいた作品。
同い年だったハチベエたちも46歳。自分も大人になってわかるけど大人って自分たち以外の人たちに翻弄されることが多いなと思う。親の世話、恩師の死、同級生の死。なにかと心が揺さぶられる出来事が多いのは自分たちも同じ。それでも色々抱えて生きていかなきゃと思わせてくれた。
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宅和せんせーーーーーーと、読み終わってから叫んでいた。現在読破している中年シリーズ48
までの中で一番上位に来る作品。テーマが良い。自分が中年になったとき、果たして子供時代の仲間とは繋がっているのだろうか、自信が無い。それぞれの人生を生き、生活しているが歳を重ねても思い出を共有できる人がいる3人がうらやましい。
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ズッコケ三人組が大人になった姿、という題材でシリーズが進むならいずれはこういった「身近な人との死別」エピソードも入るんだろうなとは予想していた。モーちゃん父の死、宅和先生の死、といつになくシリアスに展開する前半と、宅和先生の死後に発覚するとあるスキャンダルの話を巡る後半、そして物語への決着のつけ方。重くなりすぎず、暗くなりすぎず、大人向けの下世話さも交えつつ下品なところまで落とさず、とてもバランスの良い物語構成だなあと感じました。
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小学生のころに読んでいた本の続編ですが、主人公たちもみな中年。
そして読者の私も中年。
40にもなると、子供のころに思いもしなかったことがいろいろ起こる。
特に、人の死が近くなるよねとつくづく思ってしまいました。
続編が出そうな気配なので少し期待。
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懐かしいなぁ、と読み始めた一冊。中年三人組もシリーズ化してるとは知らずにこの本から読み始めた。
懐かしいけど、小学生のときのズッコケ三人組全然覚えてないのが悔しいなぁ。覚えてたらもっともっと楽しめそう。
タクワン先生、モーちゃんのお父さん、いくつもの死と加齢による病。答えのないような問題が絡み、そして、最後のタクワン先生の秘密。
大人向けズッコケ三人組。色々な重いテーマを含みながらも読みやすく面白かった。
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小学校時代の恩師が亡くなり、
真偽不明の恩師のスキャンダルが出る話。
そう考えると、
自分は小中学校時代の人間とあまり繋がっていないような、、、
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47を先に読んでしまったが、余り関係はない。
40代中盤を過ぎると確かに葬式が多くなりますねえ。
私の恩師はほとんどまだご健在で嬉しいです。
しかし、後半のスキャンダル(?)にはちと驚いた。こんな話も書くですね、那須さん。
Posted by ブクログ
3人の担任タクワンが亡くなる。
他にも身近な人の死、そして認知症もテーマの1つ。
40代後半になるとこういうテーマを避けて通れなくなるのですね。
毎度書くけど、ホントに”同級生の近況”を聞いているような気になる。
作者の那須先生は今年70歳だそう。
70歳なんてまだまだ若いけど、それもで毎年1冊のペースでの出版ってなかなか大変なことだと思う。
あとがきに「完結させたい」と抱負を述べているが、何をもってして完結なんだろう。
いずれにしても那須先生がお元気で書き続けられることを、切に祈っています。
Posted by ブクログ
子どもの頃、読んでいた“ズッコケ少年三人組”シリーズの中年版の最新刊。
今回のテーマが「死」。重苦しくなりそうな題材を過去のシリーズと連動させるあたりは、さすが那須先生は、ご健在。
このシリーズを読むと自分自身が小学六年生だった頃を、ふと思い出します。