あらすじ
非婚の編集者、養子を育てることにしました。
韓国で話題のエッセイ! 編集者として20年働く著者は、
結婚せずに二人の子を養子として育てることに。新しい家族の姿を綴った一冊。
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Posted by ブクログ
日本の養子縁組についてはたくさん文献を読んできたが、韓国の実状も知って、やはりとなりの国で、日本と似た課題があるなと感じた。
血縁を重視するのは日本も全く同じで、社会的擁護の必要な子どもがたくさんいることや里親についてもっと知られたらいいなと思う。
そして日本も韓国もより女性も働きやすく子育てしやすい社会になればいいなと思った。
以下メモ
血縁を重視する韓国社会の偏見のせいで、実親の虐待は黙認されるのに対し、養子縁組などで発生した虐待事件ばかりが大きくとりあげられることがある。
嫌がらせをする人のほうがまちがっているのだから、心にとどめておく必要はない。世の中にはいい人が多いし、いい人同士で付き合えばいい。
配偶者を失った50代以上の男性は孤独死の割合が高い。離婚や死別後、男性は女性に比べて生活の質が大きく下がる。家父長制は、男性にとって不幸な体制になってしまったのだろうか。
韓国政府が米軍相手の売春を外貨稼ぎと奨励し、日本人観光客を対象にしたキーセン観光を支援していた時代に、路上で浮浪児を捕まえて施設に閉じ込め、保護者の所在も確認せず海外へ養子に出していた。