【感想・ネタバレ】女の子に生まれたこと、後悔してほしくないからのレビュー

あらすじ

大人気イラストエッセイスト、犬山紙子の最新刊!
女の子を育てるうえで大切にしたいことを、専門家と一緒に考えました。

"母娘関係、性教育、ジェンダー、SNSとの付き合い方、外見コンプレックス、いじめ、ダイエット"
女の子を育てる時期に知っておきたい“どうしよう”とその乗り越え方を一緒に考えませんか?

【子育て中のこんな「どうしよう?」はありませんか?】
・見た目コンプレックスになって、人生を楽しめなくなってしまったらどうしよう
・性教育をいつ、どんなふうに始めるべきなのか、どうしよう
・「女の子だから」という理由で、人生が制限されてしまったらどうしよう
・いじめをしたり、されたり、巻き込まれたりしたらどうしよう
・SNSで傷つけられたり、傷つけたらどうしよう

「女じゃなかったら、なかっただろうな」という痛みがたくさんあります。
娘もまた、この痛みを経験するのか。
そんな思いはさせたくない。
「女の子に生まれなければよかった」と、後悔してほしくない。
そう、強く願いました。願いましたが、守り切れる自信がないのです。
でも、守ることを絶対にあきらめたくない。
まずは家庭の中、保護者ができることを知らねば。そう思い、たくさんの専門家の方や当事者の方、アクティヴィストにお話をうかがいました。

【本書でお話をうかがった先生たち】
上野千鶴子、SHELLY、荻上チキ、みたらし加奈、清水晶子、長田杏奈、吉野なお、稲葉可奈子、内田舞、鈴木朋子

専門家の知恵を借り、知って、実践することで、女の子が生きていていいと思える、自分でよかったと思える心の土台、自尊心を育むことができると思うのです。

この本を書いたところで、社会をガラリと変えるのは難しいかもしれません。
けれども、次の世代に向けて声を上げること、その姿を娘や若い人に見てもらうことはできるのかな、とも思うのです。
どうか、これから羽ばたいてゆく女の子たちが、「女の子に生まれなければよかった」と思わずに、「自分でよかった」と思いながら暮らせますように。
そして、私たちも「私でよかった」と思いながら暮らせますように。

<目次>
はじめに
一緒に考えてくれた先生たち
1章 女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから
2章 「女の子らしく」より「自分らしく」生きてほしいから
3章 押しつけられる「美」より、自分の美しさに気づいてほしいから
4章 性教育で、自分も相手も大切にしてほしいから
5章 SNS やインターネットの脅威から守りたいから
6章 どんな性でも、愛されていると感じてほしいから
7章 いじめても、いじめられてもほしくないから
8章 何度でも立ち直れる、心の回復力を育てたいから
おわりに

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Posted by ブクログ

義母に勧められ。面白かったー母として、1人の女性として、どう生きていくかはみんな悩んでる。けれどやっぱり女性として生きづらさを感じることは多い。それを言語化してくれる本。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親も父親も
繰り返し読んで欲しい本♪

そでの部分に書かれているのは
「女じゃなかったら、なかっただろうな」という痛みがたくさんあります

娘もまた、この痛みを経験するのか。
そんな思いはさせたくない。
『女の子に生まれなければよかった』と
後悔してほしくない。

そう思い、たくさんの先生方からおはなしをうかがいました。
この本には、先生方から教わった
具体的なヒントが詰め込まれています。

どうか、これから羽ばたいてゆく女の子たちが、『じぶんでよかった』と
思いながら暮らせますように。」

第1章
上野千鶴子氏との談話
以下抜粋

今も日本では妻の価値は
夫で測られます。
夫と子どもに尽くすのが
女の役割でした。
しかし夫は自分とはべつの人間、
他人だとはっきりしていますから、
夫の人生は私の人生ではありません。
自分の人生の主人公は自分だと、
その覚悟を決めるかどうかが重要ではないでしょうか。

首がもげるくらい頷きすぎた!
さすが上野千鶴子氏♪( ´▽`)

第2章
長田杏奈氏談
「コンテンツでも、本でもいいので、
ジェンダーや家父長制の呪いから
解放された世界を見せるなどして、
ずっと浸かっている世界とは
違う価値観の場所があることを、
具体的に見せてあげるのです」

自分の家庭の世界が当たり前になっている母親と子どもには必要だー

生理
いじめ
性教育
インターネットの脅威など
女の子がいる親はどう教えたら良いのか?が丁寧に書かれている

上野千鶴子氏をはじめとする先生方10人のお話は、膝パーカッションしまくり(≧∀≦)

これはわかりやすいなぁと感じたのは
TwitterなどのSNSでは
「自宅の玄関ドアに貼れない写真、コメントは送信してはいけない」というもの

↑大人の私たちが忘れているよね( ; ; )

一家に一冊、バイブルにしたい本





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2025年02月28日

Posted by ブクログ

女の子を育てる親としてはざっくりと大事なことが全部詰まっている。各識者の項目の後に著者のまとめもあって対談形式で読みやすい。スマホのフィルタリングとか便利なアプリも紹介されていてどこかしらの項目で参考になるんじゃないかなぁ。
トランスジェンダーについては反対なのでその部分だけ意見は違うが全体的にに賛同できる。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

2024.11.30
14歳の娘と息子を持つ身にとって考えさせられるばかりの一冊。分け隔てなく育てているつもりだが潜在意識に男ならでは、昭和世代ならではの落とし穴にはまっていないか自問自答。
答えは出ていない。

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

なによりルッキズムの部分が自分の価値観を見直すきっかけになった。

中3の娘に優しくなれる。読んでよかった

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

自分が子供の頃は、「女の子に産まれなきゃよかった」
と、思っていた一人だった。
「女のくせに」「女なんだから」「女らしく」
世の中がそんな風で、見た目の良さですべてが決まるような感じだった。

時代とともに徐々に変わってきているが、
女性特有の根本的な問題はやはり変わらない。

この本は、専門家の意見も取り入れながら、
女の子を育てるうえでの貴重な育児書であり、
思春期の心と体についてのガイドブックであり、
教育の現場での指南書である。

この本を中高生版として、イラストをもっと入れて出版したらいいと思う。

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2025年05月08日

Posted by ブクログ

女の子として生まれた娘が、自分を後悔することのないように。
性教育、SNSとの付き合い方、いじめ、外見コンプレックスなど、今の時代に女の子を育てる上で直面するさまざまな「どうしよう」に向き合うため、著者が専門家たちの意見をもとにまとめた一冊。
社会全体を一気に変えるのは難しいけれど、まずは家庭の中で、子どもたちの自尊心を育み、守る力を身につけていきたい。
「女の子に生まれたことを後悔してほしくない」という切実な願いが、全編を通して温かく、力強く伝わってきた。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

全体として女性向けに書かれた本に見えてしまうけど、女の子の父親になる男性たちにもぜひ読んでもらいたい本。
女性が成長の過程で体験する社会的な困難と、親子一緒にそれを乗り越える方法を、バックグラウンドの異なる10人の先生たちがそれぞれの視点でアドバイスしてくれる。
父親がふと何の違和感もなく言ってしまうような一言が、娘に一生の傷を与えてしまうかもしれない。そんな社会で育ってしまったのだから、男性たちには学ぶ「義務」がある。そんなふうに感じるこの頃。

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2025年01月23日

Posted by ブクログ

子どもにかける言葉、かつて娘であった自分にかけられてきた言葉を捉え直し、それぞれの人生について考えるのに良い一冊だった。

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2025年01月11日

Posted by ブクログ

女の子への攻撃から守ってあげるための本。本書は娘を持つ母親を主な対象として、母親自身が未だ女性として生きる中で社会に傷つけられている中で娘たちをどう守っていくかが論じられる。残念なことに、この社会は女性というだけで不利に傷つけられることが多々ある。幼い女の子がその状況に立たされる日も近い。少女達を守るため、私たち大人に何ができるかを教えてくれる本だった。「私は、自分が女であることが嫌なのではないのです。社会が『女』に求めているものが、嫌なのです。」この言葉には女性である私自身心から共感する。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

自分が子供の頃、男女にかかわらず、子供に対するこんな手厚いケアの概念というのは一切無かったよなと思う。それでも子供はたくましく育つというのが昭和の概念。
でももうあの頃とは環境が全く変わっている。あの当時だって、誰にも気づかれず見過ごされていただけだった事も多いだろうし、ネットが絡む罪もあるし。親は本当に大変だろうと思う。
自分も仕事の上で子供に接することは多々あるし、自分が何気なく発した言葉がどう影響するのかということは、ちょっと考えなくてはいけないなと感じている。
女の子も男の子も、生まれてきて良かったと思える世界であれと願う。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

私の問題点は、こういう本をよんで共感できてもいざ!というタイミングで実行できないことである。

内容はとてもよかった。

でもこの対談風な感じが苦手ということに気づいた笑

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2025年01月08日

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