あらすじ
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目からウロコ!「北海道」独自の歴史
「講談社学習まんが 日本の歴史」の別巻誕生!
北の大地・北海道をめぐる一大スペクタクル。
サハリンへ、千島列島へ「宝」を求めて海をわたったアイヌの人々。
大陸の民との戦争、和人との共存といさかい…
目からウロコ!「北海道」独自の歴史
1950年、札幌の中学生が余市町の海岸沿いで、
フランスのラスコーやスペインのアルタミラに匹敵する遺跡を発見した
洞窟の岩壁に刻まれた謎の刻画。翼の生えた男や角のある人物
いったい、いつ頃のどんな人々が…?
遺跡は「続縄文時代」のものだった
続縄文時代…? そう、弥生時代ではなく続縄文時代
北海道には『日本の歴史』とはまったく違う
独自の時代区分、歴史があった!
◎元寇より早く、モンゴル軍と40年も戦っていたアイヌ軍
◎意外? 強力な軍事力で和人を悩ませたアイヌの人々
◎経歴詐称? 松前藩の祖・武田信広の正体とは?
◎秀吉、家康に贈り物攻撃 出世の決め手はラッコの毛皮
◎米のとれない松前藩の意外な「武士の収入源」とは?
◎「商場知行制」ができたのは、地形が険しくて馬が進めなかったから
◎蝦夷地に9回もわたった執念の男・最上徳内の数奇な運命
◎黒田清隆が頭を丸坊主にしてまで敵将の助命を願った理由とは?
◎旭川に「夏の皇居」=北京(ほっきょう)ができるはずだった!
◎アイヌ語を後世に残す先駆者となった19歳の天才少女
監修:監修 桑原真人、川上淳
漫画:神宮寺一
編:講談社
判型:四六判
ページ数:208p
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
数年前に北海道に訪れたときに
触れた、アイヌ文化。
ずっと、心に残っていて…
北海道とアイヌ民族の歴史が
まんがで学べるとは!
思わず手にとってみました☆
観光地として栄え、
農作物も豊かな北海道。
かつては荒れ果てた土地だった。
そして戦いを幾度となく繰り返し、
過酷な歴史をもつ土地。
アイヌ民族は、本州からきた和人に
攻められ、搾取され…
ひたすら切ない。
現在の繁栄の背景には、
アイヌ民族の苦しみや
やせ細った土地を開墾した人々の苦労、
ロシアからの脅威など
幾重にも重なる苦難の歴史がある。
日本のことなのに、
よく知らない日本があるな…
アイヌ民族のことを学ぶたびに、
思うのでした。
Posted by ブクログ
アイヌを弱者・民族と決めつけたのは学習まんがとして仕方ないとして、アイヌ文化の紹介にふごっぺ洞窟を混ぜて先住民の印象付けが嫌らしい、アイヌがサハリンや千島列島を渡り、オホーツク海地域で毛皮や海産物を交易した歴史程度が妥当
アイヌ語由来の地名(例:札幌=サッ・ポロ・ペッ「乾いた大きな川」)って一般名称ばかりで文化と称するには残念な仕上がり
歴史の流れも縄文時代から続縄文と擦文文化と直接結びつけられないアイヌ文化、違和感
アイヌの先住性を強調することで、和人や他の民族との複雑な交流史(例:オホーツク文化や和人との混血)が背景に押しやられ、アイヌのアイデンティティが一元的になりがち、子ども向けゆえに、こうした複雑な議論を省略し、「アイヌ=先住」という印象を強く与える点で、歴史の多義性を十分に反映していないと思う