あらすじ
多くの花が咲き誇る美しい小国・ルーディーン王国の第三王子であるエリファスは、可憐な見た目と慈愛の心から『ルーディーンの天使』との二つ名で国民から愛されていた。そんなある日、予期せぬ神託が下る。それは“夜の国の王にエリファスを嫁がせよ”というものだった。『夜の国』とは、太陽の昇らない最果ての孤島・マギルス王国のことで、そこには、かつて人間に危害を加え、大陸から追放された『マギト』という魔力を扱う凶暴な獣人が棲んでいる。さらに、国王のレオンは黒い巨躯で鋭い牙と角をもつ、すべての獣から畏怖される伝説の魔獣だとも言われている。百年前に国交を断ったマギルス王国は現在謎に包まれているが、そんな国の王にたったひとりで嫁ぐことになってしまったエリファスは…?
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泣ける
初の作家さんでしたが、試し読みからして面白そうな予感を感じましたが正解でした。
受けの人間の王子様が健気だし素敵。
チートで解決!とかじゃなく、対話と寄り添う心でみんなからの信頼を勝ち取って行くさまが良いです。
ブルーノさんの故郷を想う気持ちには涙しました。
読み出し冒頭のイラストからもラブラブになるのは間違いなしと思って安心して読んでたのですが、ラブに発展するのが大層焦ったかったです!
王様いけ!いっちゃえ!と何度思ったことか。
今までの境遇からした仕方ないのでしょうが、その分くっついた後のギャップが良かったのでラブなシーンをもっと見たかったです。