あらすじ
純文学×異世界転生=前代未聞の冒険小説
自分の本当の居場所はここじゃない。
自分にはもっとふさわしい世界がある。
そう思っている方は、転職、転校、移住もいいけど、
思い切って転生!
ある夜、横溝時雨が町中華で再会した中学時代の旧友・三浦杜子春は、自分を「子どもの国」バルナランドからの転生者だと語った。
半信半疑で杜子春に関わるうち、時雨は新橋の雑居ビルを拠点にひそかに活動する「転生者支援センター」にたどりつき、想像を絶する冒険が始まる――
ライトノベル的想像力の彼方へ読者を運ぶ本格S F長篇。
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Posted by ブクログ
もっと明るい突き抜けた話かと思いきや、けっこう暗かった。ラノベ的な転生をいじりまくる話ではなく、SFっぽい流れで、そうきたか、とは思った。
Posted by ブクログ
やけに評価が真っ二つなので気になって購入
異世界転生を現実にあり得る物理現象と捉えて、そこから起こりうる諸問題に対処するゴリゴリのSFだった
所謂異世界モノを求めた人にはなんじゃこりゃになるのは仕方がない
読み心地としては宇宙戦争モノに近い
杜子春の肉体の消滅にて話は終わったが、二階堂らの暗躍との闘いは道半ばでは…?榎本の解脱で全て解決というわけにはなっていないだろうよ
転生自由化の後の世界をもう少し見せて欲しかった
モニカは何度も転生しているけど、杜子春のような精神分裂は起こしていないわけで、毎度死にたての人に転生してる?
暗殺者が送り込まれるほど、何年も前から榎本は暗躍していたか?転移装置が現世側に確立していなかったのに?
設定・解釈・展開はどれも面白いけど、ひとつひとつのツメが甘かったように思う
資本主義ぶっ潰して社会主義化していくのを望んでるのはわかった