あらすじ
妹に婚約者を奪われ、実家からも追放されかけていた
魔法薬師のリーフェ。そんな彼女を、偽装婚約という形で
迎え入れてくれた隣国の皇太子・オリヴェル。
彼の溺愛ぶりは偽装の域を超えていて、リーフェは戸惑う。
しかしこの日々はある秘密によって支えられていた。
リーフェが魔王の禁呪により、オリヴェルと前世で恋人
同士だった記憶を失っていること。
さらにふたりにはもうひとつ前の前世があり、そこで
も愛し合っていたということも――
そんな折、妹アリアの『魅了の聖女』の力がリーフェに
移る可能性が浮して――?
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったです!!!
1000年以上続く何度でも恋に落ちる2人にきゅんが溢れました。(ᵑ ᵔ ᵑ`∘)。ゥゥ…♡♡♡
上巻ではリーフェとオリヴェルの300年前の前世、ラウリーとヴィンセントからの関係であることまでは分かっていましたが下巻ではなんとその更に前の1000年前の前世ドリスとバルトだった頃のことも明かされ、悲劇で幕を閉じてしまった2人の幸せを願ってそれぞれの2人の転生に禁呪が使われたことを知り、代償を恐れずに2人を同じ時代にもう一度転生させて今度こそ幸せになって欲しいとそこに込められた願いの大きさと温かさが心に染みました( இ﹏இ )♡
1度目の転生を願ったことで大切な記憶を失ってしまった彼と2度目の転生を願ってうっかりさんのフリをする彼......そんな人たちをずっとたった一人で全ての記憶を保持して見守り続けてきた彼女。
全ての人の願いがようやく叶った1000年越しのハッピーエンドに感動です!
今世こそ絶対に守ってみせるとリーフェにベッタリなオリヴェルにもようやくオリヴェルの本気を知って戸惑いつつも喜びを感じるリーフェにもニヨニヨです♡