あらすじ
大勢の貴族が集まるパーティーでひどい言いがかりをつけられ、婚約破棄を言い渡されたラウラ。声を掛けてくれたのは王太子であるマルティンだった。ラウラは助けを借りず、公爵令嬢として完璧な振る舞いをしようとするが、マルティンから耳元で囁かれ、いつもの冷静さを崩される。親し気に話せば、貴族たちに変な噂を立てられるのは確実。
「この状況でからかうなんて…!」
隙がなく非の打ち所がなさすぎるあまり「氷の令嬢」とまで呼ばれるラウラが、マルティンの前ではなぜか息苦しさが止まらない。それは初めて会った時のトラウマのせいかと思っていたけれど…。
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公爵令嬢のラウラ
公爵令嬢のラウラは王太子マルティンの立太子式典後の記念パーティーで婚約者のゲルハルトから婚約破棄を言い渡されました。その場に当のマルティンが現れてラウラを助けようとしましたが、彼女は自身でその場をしのぎました。今は彼女に対して好意的なマルティンですが、幼い頃には彼女を冷たくあしらったこともあったようです。王太子はなかなか一筋縄ではいかない人物のようですね。