【感想・ネタバレ】明治殺人法廷のレビュー

あらすじ

明治20年12月。藩閥専制政府が自由民権活動家一掃のため発令した保安条例により、東京からの退去を命じられて大阪に流れた、幕臣の息子にして探訪記者の筑波新十郎。被告人に対して絶対不利に運用される法廷で苦闘を重ねる、大阪の商家に生まれた駆け出し代言人・迫丸孝平。推理の曙光いまだ届かぬ時代に質屋一家殺人事件の「正しき真相」を求め、出会うはずのなかった東西の二青年が協力して奔走する。『大鞠家殺人事件』に続いて贈る近代大阪グランド・ロマン!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマチックな運命・設定を思いつけば作家の筆も乗る、詳細な時代を描く事が出来れば作中の人物も自在に動き回る、科学捜査を構成する土台の無い時代のミステリ、証明することも難しい、なぜなら作品の背景は明治20年、技術革新と西洋化が進む一方で、御上の無慈悲な体質がまかり通る時代なのだ
自由を求める声が人民に溢れ、専制政治に乗り遅れた腕力有る者が第二維新を企む中、生き延びるための秘かな試みが・・・

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2025年05月13日

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