あらすじ
■我が子に対して「いつも否定ばかり」していませんか?
子どもが生まれたとき、あなたは
どうなってほしいと願ったでしょうか。
「幸せになってほしい」
「人のことを考えられる優しい子どもになってほしい」
「自分に自信をもって、自律的に行きてほしい」
など、それぞれの親御さんがそう願ったのではないでしょうか。
■一方で、子どもが大きくなるにつれて、
「言うことを全然聞かない」
「言い訳ばかりする」
「教えたことを一向にやらない」
など、イライラしながら子育てに向き合っている人も多いでしょう。
生まれ時に願ったことを叶え、
今のイライラする子育てを終わらせる
とても大切なキーワードがあります。
それが「否定しない」ということです。
親の願いが強ければ強いほど、期待が大きければ大きいほど、
子どもに厳しく、つい無意識に否定してしまいがち。
よく、「褒めて育てる」か「叱って厳しく育てるか」など
論争になりますが、そのどちらでもなく、
「否定しないで育てる」が最も重要なのです。
否定しないコミュニケーションの専門家であり、
国内外の企業でエグゼクティブコーチングを行うプロが教える
「否定しないで人を育てる」コミュニケーションの習慣を初公開。
■子どもを否定しないコミュニケーションにすることで、
・自己肯定感、自尊心が育つ
・自分に自信が持てるようになる
・積極的にチャレンジするようになる
・ポジティブな思考、ポジティブな態度、言動が増える
・子どもも親もメンタルが安定しやすくなる
・イライラすることが減り、心に余裕ができる
・家庭内の会話が増え、笑顔でいる時間が増える
・家庭内の空気や雰囲気がよくなり、チームワークもよくなる
・思ったことを考えたことを話してくれるようになる
・隠しごとをしなくなり、悩みや相談をちゃんとしてくれるようになる
・中長期的にいい家族関係を築きやすくなる
など様々な効果が生まれれます。
家族関係や子どもとのコミュニケーションに悩んでいる方は、
ぜひ読んでみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ノーマルの「否定しない習慣」よりも、子育て世代としてはより具体的でわかりやすい。読んでるそばから子どもを否定する言動を行ってしまって、落ち込んだりもしたが、あとがきに筆者も書いてるそばからやっちまってるみたいなことが書いてあってそれもちょっと救われる。完遂するのは難しいけど、意識して立ち返りたい内容。
家庭の心理的安全性を高めるために、否定せず承認する。自分で考えさせるために、「どうしたい?」と聞く。答えをまた承認する。「どうしたい?」と聞くというのが、創英の校長先生の学校教育論と同じなのが面白いなと思った。きっと効果があるのだろう。
Posted by ブクログ
子育てをしている中で、子どもに自己肯定感を育んでほしいと思い、手に取ってみた。
まずは子どもの気持ちを受け止めること(おうむ返し)、次にママ/パパはこうしてくれると嬉しいな、と伝えること、頼んだことが出来たら、出来たね、と伝えること、1つずつ段階を踏んで子どもとコミュニケーションをとることが大事だと思った。大人だとそんな丁寧にコミュニケーションせずにステップをすっ飛ばしてしまうけれど、そうすると、子どもは、自分の気持ちを受け止めてもらえなかったと思って、心を閉ざしてしまうのかなと思った。
もちろん、危ないことをしている時や周りに迷惑をかける行動をしていた時は否定語を使う必要があると思うが、極力否定語を使わずに子育てしたいと思った。
子どもを褒めると報酬回路が働いてそればかりになってしまうので、小学生以降になったら、褒めすぎないように、という筆者の意見は新鮮だった。褒めすぎず、単純に事実を述べればよいと。ついつい褒めてしまいそうだけれど、子どもの成長に合わせて、子どもとの接し方を変えたいなと思った。
0歳~小学生くらいまでの親御さんにお勧めだと思います。
【action item】
・まずは子どもの気持ちを受け止める
・子どもが小学生になったら褒めすぎない
・"なんでそうしたの?"ではなく、"どうしたいの?"と聞く
・子どもがすぐに表現できなさそうだったら、"話せそうになったら教えてね"と子どものペースに合わせる
Posted by ブクログ
無意識に日常で子供を否定していた事を自覚。子供には子供の都合がある。聞いて承認して心理的安全性を高めていきたい。こういう子育てがしたいと思えました。妻も興味津々です。何度も読みたい一冊です。
Posted by ブクログ
ふりかえれば、無意識の否定(脅し・無視・ 無関心)をしているなぁと反省。「子どもには子どもの都合がある」ことを常に忘れずに我が子たちと向き合っていこうと思いました。
Posted by ブクログ
子どもを否定せず、心理的安定性を築く考え方や習慣を示した本。著者がビジネスコーチングのプロだからか、会社員には受け入れやすい例えもあり読みやすい。
Posted by ブクログ
とにかく「聞く」に徹する。
否定する前に、自分のフィルターで判断してないか、そもそも自分の価値観は正しいとは限らない。
こうしていくと、子供を叱ることや否定すること自体がないのだと思った。
叱ることも否定も自分の判断基準でしているから。
この本は幼稚園〜小学低学年向けの声掛け例が多かった。
中高生向けの声掛け例もあるともっと参考になるなと思った。
そもそも子育て本って、中高生向けへの対応例があまりない気がする…。
Posted by ブクログ
小学生の娘との接し方について悩んでいる時にこの本を読んだ。子どもの成長と共に喋りも達者になり、言い訳ばかりするようになりました。その事に対して感情的になり、子どもを否定する日々が続いていました。著書にもあるように『悪意があって否定しているわけではない』という部分は確かにそうだと共感した。しかし、そのまま続けていると親の言うことしかやらない子に育ってしまうと可能性は上がる。子どもの可能性を潰さないのが親の役割。確かにそうだ。子どもを否定することによって自分自身も機嫌が悪くなり悪循環。この悪循環を生まないために何が必要?と考えた時に著書は『自分の機嫌を自分で取る』こと。著者も子育て中で否定しない子育てを実践中だが、難しいといっている。どうしてもやってしまいがちだが、やった後のフォローも大切。
子育てに関してもそうだか、夫婦間のコミュケーションも大切。会話を振り返ると、否定していることも多々あるなと感じる。『夫婦関係の問題に関する世界的な権威であるジョン・ゴッドマン博士の研究結果で「夫婦間の話題の69%には『正解』がない』ということもあって、難しい。ただ、会話の中では感情的にならず、冷静に話すことを心がけよう。
まずは、自分からメンタルを安定させて子どもと接する。子どもの様子で気になることがあれば、時間を確保して子どもとゆっくり話す。ゆっくり話す時間を作って、5ステップを実践して気持ちを伝えることを実践しようと思う。
Posted by ブクログ
同著者の「否定しない習慣」がよかったのでこちらも読んでみた。
前作で、
「相手に否定の言葉を浴びせてしまう前提になっている考えは、「私ならできる」という上から目線です。」
「私たちが否定をする1番の原因は、「相手は間違っていて、自分が正しい」と思い込んでいることにあるかもしれない」
とあったが、どちらも経験を積んだ大人が子どもに対して覚えやすい感情ではないかと思う。