【感想・ネタバレ】童話 そよそよ族伝説 1 うつぼ舟のレビュー

あらすじ

ぬまべの村の少年アミとユツ爺さんは、ある日、大沼を漂う不思議なものを見つけた。卵のような形をしたその物体の中には、髪の長い女と生まれたばかりの赤子が裸のままひっそりと寄りそっていた。二人はそれをぬまべの浜へ持ち帰り、明神岬の智恵の洞窟に三百年住んでるというツモリ老人に見せたところ、その不思議な物体は“うつぼ舟”だという。
それは「大氏」「葛城」「天ノ原」、三つの王朝の威力をかけた戦いの始まりであった。はたして“うつぼ舟”とは何か? その戦いの行方は?

古代日本を舞台とした壮大なファンタジー物語。若き日のスズキコージによる素晴らしい装丁・イラストも必見!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 古代日本をモチーフにしたファンタジー物語の第1巻目。
舞台である大沼の水の匂いまでするような出だしには、いつもドキドキさせられます。

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2015年01月12日

Posted by ブクログ

日本版ゲド戦記。
人間の周りにたくさんの目に見えないものがいた頃の話です。

薄暗くて、不気味で、人の力の及ばないものがたくさんあって、
きっと日本人はこういうところから生まれてきたんだろうな。

童話と冠してあるけれど、大人が読んでも絶対面白い!

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

大氏王朝を滅ぼした三輪の葛城王朝は、さらに天ノ原一族によって追いやられ、葦原の中ッ国はみずがきの都に王朝を開いたミマキイリヒコによって支配されていた。
ある日、いつものように沼に舟を出していたアミは、日が暮れて暗くなった水面に、やわらかな羽毛に包まれた大きな卵のようなもの…「うつぼ舟」を見つける。それには髪の長い女と、生まれたばかりの赤子がひっそりと寄り添って乗っていた。

うつぼ舟とは、王朝の血をひく女が、他の王朝の男の子供を産んだときに、母子を「夜見(よみ)の国」捨てるために使うもの。それがどうしてアミたちのくらす大沼に流れ着いたのか?
大氏王朝最後の王・アシハラノシコオが夜見のスサノオと交わした「約束」とは?高天原のアマテラスヒメがミマキイリヒコの「問いかけ」に応じなくなったのは何故か?
謎につつまれた大湖(おおうみ)の秘密が今、明かされる。

(未完)

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2011年11月06日

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