あらすじ
息を吸うように始められ、気づけば習慣になっている。
「努力できる」を根性論ではなく科学的に考えよう。
「今度こそ、頑張ろう!」と決意したはずなのに、
気づいたら忘れてしまっていた…
そんなことはありませんか?
実は努力は、行動経済学や心理学の観点から捉え直すことで、
才能や性格に関係なく、仕組み化することができます。
・英語などの勉強で成果を出したい ・資格を取得したい
・子どもに勉強をさせたい ・部下を頑張らせたい
・ダイエット・運動を頑張りたい ・健康的な食事を続けたい
・5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底したい
・夏休みの宿題を計画的に終わらせたい
……このような悩みに効果を発揮する1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
努力とは何かについて行動経済学から考え、いかに努力にかけるコストを削りながら自動化させるかについてやわらかい文章で書かれた本
確かに!と納得できる内容や実践しやすい提案が多くて読みやすかった
Posted by ブクログ
やる気や意識に頼らず、仕組み化して努力を継続するためのエッセンスが詰まっている。なぜ努力が続かないのか、どんな状況なら続くのか、をエビデンスを元に解説されていて分かりやすい。
また、全ての努力が賞賛すべきものではなく、「せっかく努力したのだから」という意識が逆に判断を誤らせる(サンクコスト)こともある。
無駄な努力もあることを自覚し、価値ある努力に注力することも大事にしたい。
Posted by ブクログ
努力は根性の時代はもう終わりましたね。初めて行動経済学の本を読みました。
一度、英語の勉強で挫折したのですがるような思いでポチッとした本です。買って損ないと思う。
考え方をちょっと変えてみると、努力も日常のタスクに落とし込めるかも。
普段から考え方を変えてみるといいかもしれません。
Posted by ブクログ
努力を行動経済学で考えると言う部分がとても面白かったし、自分の考え方と似ていると思った。
努力=今はコストを払って、将来大きな報酬を手に入れるか、今を楽にする代わりに、将来何も得られないか。
努力を楽しめる人、達成動機(目標を持って頑張っている人、努力を苦に思わない人、常にチャレンジしている人)
褒美称賛のための努力を自分化するには、楽しみを見つける。自分の力を信じる。
必要な力が無理なく続くナッジ。努力したくないと思っている場面にデフォルトを設ける。
Posted by ブクログ
脳の特性から、自分が望むものを手に入れやすくするハック。
簡単に言えば、頑張るとか、気合いに頼るのは無駄と理解した。
自分で目標を定めて、内発的動機づけするのはなるほどです
Posted by ブクログ
仕組み化のアイデアを期待して読みましたが、実際は努力とは何か、努力できる人、できない人の違い、こういうタイプの人はこういうことに気をつけた方が良い。など、努力を軸に人の行動特性について書かれているような本です。
読み物としては面白かったです。2時間くらいでさくさく読めました。
Posted by ブクログ
楽観はいいが行きすぎた楽観はだめ。「運がいいからなんとかなる」より「運が悪いからなんとかならない」のほうがテストの結果が良いとか、面白いデータがいっぱい。
「仕組み化できる」というタイトルの通りで、できた例をいろいろ提示しているけど、「できる方法」の本ではないかも。自己啓発本とは違う読み物。
Posted by ブクログ
「今努力しておく方が長い目で見て自分のためになる」と頭ではわかっているのに、どうしても日々の誘惑に耐えきれず、努力を継続することをやめてしまう。そして最終的に「どうしてあの時努力しなかったんだろう」と後悔するような後悔をしないために「やったほうがいいと思っている。努力を継続する方法について考える。そして努力を中断させようとする。敵の正体と、その敵との戦い方についても明らかにしていく。
「見えない敵」と戦い続ける事は誰にとっても難しい。フィードバックで得られた情報を目標設定に生かすことができたかどうか「自分の頑張り」を自分自身で適切に評価できなくなった時、楽しかったはずのことが「辛い努力」に変わる。何かを継続しようとするときには、自分の頑張りを目に見える形にしてみる。そしてそれをもとに明日の目標立ててみる。
【フィードフォワード】
「その行動どれくらいやるつもりか」を先に決めておくことで、将来の行動に影響を与えようとするもの。それをさらに歩進めて「もしその行動を実行できなかったら〇〇する」や「その行動取らざるを得ないような状況を作り出す」このような将来の自分の行動を縛るような工夫コミットメントをする。
フィードフォワードの方が自分で意思決定した感じが強いので効果を実感しやすく、満足度も高い。努力を続けるには自分の力でどうにかできると思うことが重要だと言うことがわかっている。
自分の行動について考えると言う。セルフマネジメントは、前もってやっても行動した後であってもほぼ同等の効果がある。
【良い習慣が定着する簡単な仕掛け】
フィードフォワードをより詳細にしたもので「実行意図」は「どこでいつどのように行うか」をあらかじめ決めておくこと。
例えば、「今週の平日5日のうち4日は、会社帰りにジムに行こう」と決めれば「できるだけジムに行こう」と漠然と思っているよりも努力を継続できる可能性がある。
何も考えなくても、習慣として「努力」ができるようになれば、意思の強さは問題ではなくなる。
どんなことでも2ヶ月頑張ることができれば、その努力は意識せずとも自然に行えるようになっている可能性が高い。行動の自動化。
「なぜそれが必要なのか」「どのような効果があるのか」「どのように行うのか」「いつ行うのか」「何を目標として行うのか」をきちんと考えることが自動化、習慣感につながる。
「ナッジ」人間の意思決定や行動の特徴を利用しながら、望ましい選択に誘導する方法。
•デフォルトナッジ 人が「努力したくない」と思っている場面にデフォルトを設けてあげると、高い評価を得られる。
•EASTフレームワーク 簡単に(easy)興味を引く(attractive)社会的にする(social)タイムリーにする(timely)
•ナイーフとソフィスティケイテッド
ナイーフは目先の利益に目が膨らみがちで、最終的に後悔しがちと言う自覚を持たない人。対策取れない。
ソフィスティケーテッドは、その自覚のある人。対策を取る傾向ある。
•性格は変えられないが、行動は変えられる
・人と一緒にいる時や、疲れている時が努力をやめてしまう危険なタイミング。努力が習慣になる前に、もし意思が強くないのであれば、他人の影響を受けそうな状況や、疲れた後に努力しようとするのは避けた方がいい。
・努力の基準は大変主観的。コツコツの定義は人によってかなり異なる。しかし「頑張ってる」「努力している」感じが好感を上昇させる。
・後悔とはある時点で最良だと思った選択が将来において最良とは思えなくなることで起こる。
・「努力しない方が幸せに生きることができる」人に努力させるための「努力」をするのは双方にとって不幸。
目先の利益に惹かれて効用を最大化する行動を取れない人については何かしらの手助けをしてあげたら良い。
・今の自分に難しいことは未来の自分にも難しいが、ついつい未来の自分に「努力」を押し付けてしまいがち。後悔とは、未来の自分への大きすぎる期待裏返しだと言えるかもしれない。
・今「これは今我慢しても努力して手に入るべきだと思ったものは、いつになっても魅力的なので初志貫徹して努力続けることができる。
「努力の弊害」努力を続けたことによって、合理的な判断ができなくなってしまう可能性がある。「サンクコスト」に囚われたせいで満足度の低い選択肢を選んでしまう。「せっかくだから」「ここまでやったんだから」「もったいないから」→「コンコルドの誤謬」
「無駄な努力はない」と言う言葉はサンクコストを正当化することになる。
Posted by ブクログ
すごくいいテーマで、うなづけるところも多かったのだけど、
全体としてみると、なんだかとっ散らかってる、という印象。
第一部は素直。フィードバック、フィードフォワード、楽しく目標クリア。
私も日々やってる。
毎朝のストレッチ、筋トレ。やったら手帳に〇をつける。
ランニングはGARMINやストラバに登録し、結果を眺める。
さらに手帳に月間走行距離の計画から実績を書き、意欲を保つ。
ウォーキングも、コカ・コーラのアプリでスタンプ、クーポンを楽しむ、、、
努力の見える化。(そういうエバこの言葉は本にはなかった)
これは分かりやすい。
第二部から何だかわかりにくくなってくる。
ナッジ、運、サンクコスト。
最近はやりのキーワードを「努力」に絡めようとしているが、
どうもうまくあってない気がする。
ナッジでは、努力を継続できる環境づくりがいいたいのだろう。無理がある。
運。運も実力のうち。実力も運のうち。これは難しい。
運を言い換えて楽観主義。行き過ぎた楽観主義は努力しない。失敗する。
程よい楽観主義が、自己肯定感も高く、努力が継続できる。
わかるけど、苦しい。
さらにサンクコスト。
無駄な努力はしてはいけない。そりゃそうだ。
間違ったトレーニングはかえってケガのもと。
せっかくここまで努力したのだから、、、をサンクコストにするのも、無理がある。
ということで、後半はなんだかな、という感じ。
竜頭蛇尾ってやつか。蛇足、ってやつか。
でも努力は大事。
自分はセンスはないが、コツコツ継続することだけはできる。
後は、いかに正しい努力をするか、だ。
本は乱読でいいと思ってる。
ラグビーは何でも見ればいいと思ってる。あとはブログの書き方か。
ランニングはまだまだ改善の余地あり。
前段のストレッチは整形外科や鍼灸院に行ってだいぶ整理されてきた。
あとは走り方そのものか。ただ漫然と走っていてはいかん。
練習距離だけは回復したので、その次の段階。フォーム。練習方法。
やることはいくらでもある。
あとは内臓か。これはなあ、、食事、酒、病院、、、課題山積。
幸い走る仲間は大勢いるので環境はいい。
運、楽観主義、は、ま、自分をご機嫌にする、程よい考え方になってるんじゃないかな。
頑張ってまいりましょう。
第1章「努力」を行動経済学で考える
「努力できる」を根性論ではなく科学的に考える
「転職するか、今の環境で頑張るか」迷ったときの合理的思考法としての経済学
あなたの「その努力」はいくら? ――努力を「金額」で考える
ダイエット、筋トレ、貯金、勉強…続けられずに後悔する前に
【第1部 努力が続く仕組みを作る】
「意志の力」はなぜあてにならないか
「運動習慣」と意志
第2章「努力が勝手に続く」4つの仕組み
01【フィードバック】で変化を自覚させる
効果的なフィードバックの条件とは?
02【フィードフォワード】でやりやすくする
「いい習慣」が定着する簡単な仕掛け
03【努力の自動化】怠け心から自分を守る
04【教育の力】で習慣を変える
第3章「努力を楽しむ」ことはできるのか?
01 努力を楽しめる人・楽しめない人
02 性格タイプ別「ご褒美」の与え方
03 努力せずにはいられない!? 「目標クリア」という快感
【第2部「ナッジ」で、頑張らずに努力並の結果を得る】
「サボりたい」――人間本来の欲求を逆手に取る
第4章 必要な努力が無理なく続く2つのナッジ
01「デフォルト(初期設定)の力」を使うナッジ
02「他人の力」を借りるナッジ
「みんなの力」で自分も頑張れる
【第3部「努力を妨げるもの」との戦い方】
第5章「誘惑」と戦う
01「誘惑につい負けそうな自分」をコントロールする方法
02「未来の自分への宣言」だけで、本当に行動は変わるのか
03 意志の弱さを「計画内」に組み込む
第6章 【努力しない言い訳】と戦う①「今回は、運が悪かったね」
01結局は、「運の強さ」で人生は決まる?
運を信じる人ほど、実は不幸になりやすい
02「日本人の勤勉さ」を科学で測る
努力と運の世代間ギャップ
03「運がいい人ほど成功しづらい」? 調査が示す残念な結論
04「成功者は運を信じる」はいったいどこまで本当か
運と実力の思考バイアス
第7章【努力しない言い訳】と戦う②「(努力しなくても)何とかなるでしょ」
01 ポジティブさと努力――「ビジネス書の常識」を疑う
02 楽観主義で成功する人・しない人、その差はどこに?
実は2種類ある楽観主義 あなたは成功しやすいタイプ?
第8章「環境からの悪影響」と戦う
「人の誘いを断れない」「忙しくてできない」――努力しにくい環境への対処法
「心機一転」はリスクかチャンスか
第9章 他人からの低い評価に立ち向かう
01「努力を誰も認めてくれない」と感じたら 学術的な解決法
02 しかし人は、「一生懸命な感じ」にほだされる
【第4部 それでも頑張れなかったときに読む2章】
第10章 人はなぜ後悔するのか?
01「こんなはずじゃなかった」が起こる理由
02 後悔を減らす考え方
第11章「続ける=よい」「努力=すばらしい」は本当か
01「努力した」という事実が導く残念な末路
02「せっかく○○したんだから」と心によぎったときの処方箋
Posted by ブクログ
努力を行動経済学で考えるという目次に目が惹かれて購入。
行動経済学は面白い分野なのでその視点で努力について考える良いきっかけになりました。
努力の仕方とか、継続の仕方を学べた
Posted by ブクログ
わたしは割と努力できるほうだ。
と、思っていますが。
それでも、本当にコツコツコツコツ頑張る人っていうのはたくさんいるもので、
もっともっとと思って読んだんだけど。
わーかーるー
それそれ。そこそこ。
って内容でした。
ただ、解決策としては、割と取り入れてるんだよなぁ。と。
まぁ、努力できてないわけじゃないからいいのかな。
運命とかに頼る人は、努力しない傾向がある。
とか。
運頼みする人も努力しない。
そりゃそうだよね。
わたしも思う。お願いします神様。って言ってる間に単語の一つでも覚えたほうが試験受かるよな。
とは思う。
でも、緊張しすぎて本番でチカラがでない。とかなら、そういうお守りに頼ってもいいのかもしれないけども、もうやってやってやり切ったら、わたしは毎回、それがどうであれもうやることやったし仕方ねぇ。って心境になるから、
どうしよう。どうしようって思ううちは、
努力足りなかったな。
と、思う。準備不足だったなぁーなんてね。
自分の納得するまでやらんと、ダメだよなぁ。何事も。。。
それが努力なのかなんなのかわからないけども。
自分との約束を守れない時ほど、気持ちよくないことはないもんね。。。
#努力
#試験勉強してます
#でもできないのもある
#忙しいほどできる
#暇だとやらん
#これ絶対
#予定は詰め込んだほうが勉強意外とする
#特に楽しい予定
#大事
#登山
#しっかり予定済み
Posted by ブクログ
努力の仕組み化。何度も試みたけど挫折してるから読んでみた。なんとなくそうだろうと思ってたことが研究として実証されてて新鮮だった。
・目標設定とそのフィードバックの重要性
・フィードフォワード(自分との約束)
→実行意図(いつどこでどのように)
後悔を減らすには
「死ぬまでの幸福の合計値」を考える。
※サンクコストに注意(コンコルドの誤謬)
「サンクコストが生じる前に戻ったら、自分はどうするか」考える
何よりも、「やれば報われる」ことを知っているのが重要なようだ。
響いた。やるぞ。
いや、やるぞとか意気込むのではなくて、仕組み化、自動化だ。2か月続けば定着するそうだ。まず今日から。
Posted by ブクログ
もっと努力しないと!と常におもっているけど、努力って何って言われたら説明できなかったなあと思った。そもそも努力とは何か?という根本的なところから、努力するには努力の弊害など多方面から努力について考えることができて、今後やるべきことが明確になった気がしたそんな一冊でした。
ポジティブや楽観的な思考は最近特に美徳とされていて素敵で生きやすいと思うけれど、それが努力を妨げるものになってしまうので過度なポジティブさは持たない!!!!!
運ではなく、自分の力で成し遂げるという思考を持つ!!!!!!!
Posted by ブクログ
努力の定義として、行動経済学的な観点から、異時点間の選択問題、時間割引率の問題とし、今コストを払って将来大きな報酬を得るか、今ラクをする代わりに将来は何も得られないかを選択する問題だととらえている事が新鮮でした。
あと、目からうろこだったのは、努力を習慣化して自然にできるようになれば、努力と思わなくなり、ストレスなく実行できるようになる。
努力をやめてしまうタイミングは、習慣化する前の試行錯誤中に、人と一緒にいるときや疲れているときとの事。習慣化中に飲み会に行ってしまったり、帰宅後に何かしようと思ってもやめてしまう事が多かったので腑に落ちました。
よくある勉強の仕方なども、朝一に、時間と場所を決めてやるという背景を理解できた。
Posted by ブクログ
経済学に精通した著者が努力を継続する方法を経済学の観点から書いた一冊。
本書では努力が続く仕組みについて行動経済学の視点から様々な実験の結果から書かれていて勉強になりました。
今支払うコストのことを努力と考え、結果をわかるようにしておくことや目標を事前に決めること、自動的に決めたことを継続するための方法など努力を継続するテクニックを本書で学ぶことができました。
また、ナッジを上手く使って自然な努力できる仕組みを作ることやコミットメントで挫折しないようにすることなど工夫次第で努力を継続できることも本書を読んで感じました。
楽観的に捉えることの効用、環境が継続することに与える影響、サンクコストの付き合い方など物事を続けていく上で障壁となることなどへの向き合い方も知ることができました。
2ヶ月続ければ努力が自然化する可能性が高いことや辛い作業や難しい作業をする時ほどコミットメントが大事なことや幸運と努力をうまくバランスをとって考えることが大事なことなどは本書の中でも印象に残りました。
努力という誰にとっても関わることに多くの実験結果などから解説されている本書は努力の本質に迫った一冊だといっても過言ではないと感じました。
そして本書での知識は自分を高めるために実践できるものが多いとも感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
ものが続かない。娯楽しか続かない。あとは歯磨きとかしか続かない。
私は確実に本書に書かれている努力が続きにくい側の人間だ(努力を楽しめない、達成動機が弱い、楽観主義、周囲の影響を受けやすい)。
以下メモ。
・生涯効用。死ぬまでに得る効用≒幸福度を最大化するように今選択を行っている。
・時間割引率。1000円の話。時間割引率の高い人は目先の利益を優先。個人差が出る。
→私はこれにギャップがあるから努力できてないんだよなあ〜と感じる。
・意志の力に頼らず仕組み化すること、実行意図(具体的にどこでいつどのように行うか/5日のうち3日はジムに行く)
・意志の力ではなく習慣として努力をできるように、自動化、無心
・達成動機、自力で目標を達成したいという気持ちの強さ
・能力を向上させたい"内発的動機づけ"
・ご褒美である"外発的動機づけ"
→筋トレやダイエットなんかは目に見えて結果がわかるし健康になるから楽しい。内発的動機づけができている。自分のために頑張れる。
仕事は自分のために頑張れなくなってしまった。自らの市場価値に上限を感じている。今の環境だと他人のために頑張るとか外発的動機づけも難しい…給料のためしか…
・コンピテンスを高めること
→有能感!若い頃はあったがもう折り合いをつけていく段階で向上心がない。
自分が仕事に比重を置けない理由がわかった気がする。生活のことは凄く頑張れるのに(頑張っている意識もない)。
Posted by ブクログ
生涯効用を考えることが大事。何が大事か、何が我慢できるかは人によって違う。ただ、やった方がいいと思っているのに行動に移せないことは、自分にとって最良の選択をできていないことになる。
⚫︎仕組み
①目標設定とフィードバックが大事
②フィードバックで得られた情報を次の目標設定に活かせるかどうか
→自分の努力を可視化
③フィードフォワード=未来の行動を決めるの効果は、フィードバックと変わらない。ただし、満足度はフィードフォワードの方が高い。
④フィードフォワードをより詳細にした実行意図=具体的にいつどこでどのように行うかを決めることはより効果的。ただし、新しい行動の定着には効果的だが、既存の行動をやめることには適していない。
⑤何も考えなくても行動できる=自動化の程度によって習慣となったかを判断できる。行動にもよるが、平均2ヶ月程度で習慣化される。
⑥教育も大事。なぜ必要か、どのような効果か、いつ行うかなどを考えること。
⚫︎動機
①達成動機=自分で目標を達成したいという気持ちの強さ
・内発的動機づけ(自身の達成感や楽しさ)…継続する
・外発的動機づけ(ご褒美)…継続しない
→ある意味で自己中心的に生きることが大事
・親和動機…人の役に立ちたい
・権力動機…他人に影響を与えたい
→自分がなんのために頑張れるのか
達成動機の高い人は強制的な目標がよく、達成動機の低い人は自分で目標を決めた方がいい
②コンピテンス=有能感=やれば報われることを知っている
チェックシート…目標を決める→毎日の簡単な行動を決める→いつどこで行うかを計画
③ナッジ=サボりたいを逆手に取る
今コストをかけて決めたら、将来の努力から解放される。デフォルトに従ってしまう
E…簡単にすること
A…興味を引くこと
S…社会的にすること
T…タイムリーにすること
→みんなやっていることをアピールする
→一緒に頑張る、特に身近な人とがより効果的
※周りの悪影響を受ける場合もある
⚫︎その他
・誘惑に負けてしまいがちな人はコミットメント=宣言が大事。自分の行動を制限したり縛ったりする
・幸運を信じすぎることもまた努力から遠ざかる
・自分は不運だと思っている人はそれに耐えうる準備を行なっている
⚫︎楽観的
楽観的であるほど大きな病気での死亡率が低く、日常的な不健康も少ない。
→ただし程度が大事。いきすぎると将来をきちんと考えることができてない。
きっと大丈夫だろう、なんとかなるだろうは危険。
⚫︎他人の影響
・疲れている時と他人と一緒にいる時が努力をやめてしまいがい
・人からの評価については短期間に高い頻度で行うことが必要だが、人によって異なるもの。
・頑張っている感じが大事。システムの汗のアニメーションがあるだけで好感度があがったように、些細ならことで努力の判定が変化して評価が左右されることもある。
Posted by ブクログ
目標設定の仕方が自分に合っていなかったことがわかった。
外発的動機付けだけでは習慣化に繋がりにくいのは過去の失敗から痛いほど自覚できていたので、
内発的動機付けが弱い自分は新和動機、権力動機を利用して仕組みを作った方が良いと学べた。
憧れの人をイメージして、胸張って隣に立てるよう怠惰な日常を変えていきたい。
Posted by ブクログ
そのタイトルの通りで、努力というものを根性論ではなく科学的に考えてみようという本。改めて考えてみるとそうだよなということを、実験による裏付けも提示しながら説明していく。
Posted by ブクログ
あまり目新しいことはなかったが、そうだよね、と納得できる内容だった。無意識の努力が1番強いのでナッジや習慣化によって意識せずとも実行できるようにしたい。(自分は運がないことを自覚しており、運がないからこそ人一倍頑張らなくてはいけないと認識している。)
Posted by ブクログ
努力に関する考察を、行動経済学者がまとめた本。
努力が出来る人、出来ない人とはどういう違いがあるのか?、努力を続けるためのしさ4つの仕組みや、努力の邪魔となるものの対処法など、エビデンス含め説明されている。
行動経済学の面白さを感じることが出来た本でした。
Posted by ブクログ
行動経済学が専門の、元大学教員の方による本。学術的な観点から、「努力とは何か」「どうしたら習慣化できるのか」ということを説明してくれる。巷によくある習慣化本と比べると、研究への言及が多めで、全体的にとても論理的。物事の仕組みや原因を理解するとやる気がでるタイプの人にとっては、とても相性が良い本になると思う。一方で、科学的な面からの話が多いので、普通に習慣化する際のテクニックを知りたい人にとっては、ちょっと冗長すぎるかもしれない。本書はあくまでも「努力を行動経済学で理解する」ための本と考えたほうが、ミスマッチが少なくなりそう。可能であれば、書店でパラパラと中身を確認するのをおすすめします。
Posted by ブクログ
●努力について、「「今」コストを払って「将来」大きな報酬を手に入れるか、「今」ラクをする代わりに「将来」何も得られないか。その「今」支払うコストのことを「努力」と呼んでいる」と定義し、「努力が勝手に続く」ことを「良い習慣を身につける」ことと捉え、行動経済学の考えを用いて、その術を解説した本。
Posted by ブクログ
努力を仕組みにするため、まず自分がどのような性格、思考なのか理解した上でそれに適した手段を実施することが重要。細かな分類に対する仕組み化のための技術が詰まっている。
Posted by ブクログ
努力できるかどうかは才能なのかという問いに対して実証研究をもとに科学的に考える一冊。
結論、仕組みでどうにかなる部分も大いにある。
仕組み化を軌道にのせる(自動化)ためには約2ヶ月やってみること。
経済学的に努力は今と将来のどちらかで「よい思い」をするかを選んでいることであり、身の回りでよく起こっている。
努力をする上で意志の力はあてにならない。なぜなら、人間は誰しも怠けたい性質を持っているからである。
デフォルト(初期設定)の力やみんなの力を借りるなどのナッジを利用すると努力を助けてくれる。また、コミットメントをすることで将来の自分を縛っておくのも一つの手。
ただし、全く同じ行動、同じ結果であっても、ほんのちょっとした違いで、周囲からの評価が大きく変わってしまう可能性があることも押さえておきたい。さらに、努力を続けたことで「もったいない」という意識が働き、合理的な判断ができなくなってしまう可能性があるので注意が必要。
Posted by ブクログ
○努力とは?
「より良い未来」のために「今」時間を投資すること。
目的を明確にすればするほど、今現在選択を迫られた時に、より良い未来に向かう選択肢はどちらなのか?と明確に判断することができる。
努力しないといけないとは思うができないのはなぜか?
→自分がどこに向かっているのか、見失ってしまうから。目的地を見失っている時に選択を迫られて正しい道を選ぶことはできない。
手法
フィードバック
自分が実践したことが、目指すべき目標に向かったものだったのか?確認する。
フィードフォワード
自分がこれからやることが、目指すべき目標に向かってあるか?確認する。
○努力と運
運が良いだけでは成功できない。
人事を尽くして天命を待つ。
自分がやるべきことは、運任せにせずに自分自身がやること。
Posted by ブクログ
自分が習慣にできていること、継続できていることの事後確認ができた感じ。やりたくないことをこれで仕組み化できるかはわからない。
経験的には2ヶ月続いたとしてもそれ以上続かない場合はよくある。本当に習慣化できるのはやりたい思いが強いものだけ。