あらすじ
ビッグモーター、ジャニーズ、電通だけじゃない。
次々と起こる不祥事・事件は、大企業を中心にした「中身ゼロ」な空疎な仕事から来ている。
底抜け怠惰な社内政治社長、名ばかり管理職、オレオレ新人など、社内は惰性と負のスパイラルが続く。
無意味な会議、増える承認作業……。
こんな「ヤバい会社の構図」を、元日経BP記者が描き出す。
週刊東洋経済の人気連載を書籍化!
これってうちの会社のことでは? リアルすぎ!とベテラン、若手の社員を問わず大反響!
誰もかけなかった日本企業のリアルに多方面から迫る!
企業(不祥事)取材30年の記者が描く、現代「会社」の実態!
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Posted by ブクログ
ブラック企業、不祥事。いつの世も組織が腐敗する問題は存在する。ビッグモーター、ジャニーズ。そんな内容の本を読んでいる間にフジテレビの事案が。
一見ゴシップ的な題名だが、筆者は経済ジャーナリストだし出版社は東洋経済だし、それなり真面目な内容。ただテーマがテーマだけにどことなく軽くなってしまう。なかなかこの素材の味付けは難しい。
Posted by ブクログ
著者が長年をかけて取材してきた企業をさまざまな視点から考察。
問題を起こした会社は、なんかヤバそう…と思って見ていますが、何がどうヤバいのかはよく分からず終わることがほとんどですが、それがすべて明文化されています。そして、文章が読みやすくて頭にスッと入ってきます。
ガソリン関連やリニアなど、行政とがっちりつながっている事業の闇が深すぎて震えました。
いい人ぶりたいわけではありませんが、働かずにお金だけ巻き上げる…とか、仕事は下請けに押し付けて知らん顔…とか、自分さえよければいい思考こわっ!と思いました。
とか何とか考えつつ、ある意味、自分さえよければな思考で自家発電でも始めたほうがいいのかなぁなどと考えました。
Posted by ブクログ
テンポもよく読みやすかったです。
詳しいことを知りたいと思うなら、自分で調べて目で確かめることが必要だと思いました。
大企業の良さもありますが、思考停止になるのは個人的に困るなと感じました。
Posted by ブクログ
タイトルの通り、見ては(知っては)いけないようなヤバい会社のことが、面白おかしく書かれている。
さすがにそれはフィクションでは?という話もあったが、そんな会社が実在していたとしても不思議はない。
そんな中で、ビックカメラとヨドバシカメラの仁義なき戦いの話や、いい意味でヤバい会社、市長の話も書かれていて、とても参考になった。
そういった話は、友人知人と話しても面白そうだにもな、と思った。