あらすじ
おじさんも 自由になれる 短歌という 羽根をもて
短歌という道具(ツール)で、こんな自由が体現できるなんて! 雑草学者で、自然科学エッセイ、そして短歌の名手でもあった著者が、身のまわりの自然や生き物、日々のよしなしごとを短歌に詠みつつ語る、抱腹絶倒、悲喜交交の日常。
「短歌+エッセイ+自然科学」
新感覚のハイブリッド読書体験がここに。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本は、けっして短歌教室ではない。
この本を読んで、短歌を読もうと思ってはいけない。
この本は、はっきり言って、抱腹絶倒のエッセイだw
サラリーマン川柳を短歌にしたようなもの。
時々爆笑しつつ、一気に読み終えた。
31音の中に言いたいことをぎゅっと詰め込む。
それは、ビジネスツールとして、とても役に立つ。
植物や、生き物に、鋭い観察眼をお持ちだからこそ、
生き生きとした描写を感じられたり、
愛犬や家族との触れ合いが、楽しく表現されている。
もう何冊も著書を読んだが、すごいファンになった!
Posted by ブクログ
150冊以上も本を上梓している人気植物学者、稲垣栄洋先生は40歳のときに短歌を詠み始めたそうだ。
同じオールドルーキーとして、親しみを覚える。
こちらの本はエッセイ+短歌。
よくあるタイプの本なんだけど、エッセイの順番が面白くて、犬のお話の次は犬、富士山のエッセイの次は富士山、と言う風にゆるく続いていて、まるで連歌のようなつくり。
そのため、やめ時がわからなくて結局、ほぼ一気読みだった。
タイトルには『短歌教室』とあるが、手取り足取り教えてくれるわけではなく、歌を詠むコツをちょちょいと語る程度。
稲垣先生の御本を読んでいて毎回思うんだけど、ちょっと浮世離れした文章なんだよね。
日常のことを書いていても、どこか遠くを見ているような。
短歌は「デトックス」で「ビジネスツール」で「アンガーマネジメント」と書かれているのには納得。
ご自身は短歌を「上手いか下手かわからない」と謙遜されていますけれど、十分楽しまさせていただきました。