あらすじ
「なんだ、結構簡単じゃない、悪役令嬢!」――前世で孫から教えられ読んだ恋愛小説の世界に、悪役令嬢として転生したサーシュナ。前世で生涯を全うした彼女は、推しである小説ヒロインのハッピーエンドを守るため、物語を変えないよう、悪役令嬢を演じきることを心に決めた……はずだったのだが、転生前の優しい性格が抜けず、なかなか悪役になりきれない。そんなサーシュナは、胸を躍らせ参加した初めての夜会で、早速物語を変えてしまいそうになり……。協力者であるはずの婚約者の護衛騎士に、なぜかポンコツ扱いされながらも必死に物語を守ろうとするサーシュナ。――でも、その先にあったのは思いもよらない真実で……?
...続きを読む感情タグBEST3
転生者が大往生後なら・・
若くして事故に巻き込まれ、その後転生というパターンが多いので、主人公が周囲の人々に世話を焼いたり物語通りに進むよう便宜を図ろうと動いたりする動機が新鮮で良いなと思いました。主人公に未練がないのかといったら、後悔しないよう割り切っているだけで、他の転生パターンと同じく、もっていることが分かります。最後にかなえられてそこも良かったと思いました。