あらすじ
★ニューヨークタイムズ ベストセラー!
★孤独にならないための、人間関係の築き方
★篠田真貴子氏、山口周氏推薦!
知的な人には、最高の関係がある
あなたには「仲のいい友達」はいますか? 新しい友達をつくったり、あるいは心から信頼できる親友をつくるのはけっこう難しいものです。
友達がいないと孤独やさみしいと思うかもしれませんが、実はほかにもさまざまな問題をはらんでいます。
たとえば、健康です。友情は体にいいという研究結果があります。
友情は死亡リスクを45%も下げ、孤独がもたらす一日15本の喫煙に匹敵する健康リスクを回避させてくれ、最強のうつ予防策になるとさえいわれています。
しかし、友情の効果はそれだけではありません。
友達は、あなたが満たされた人生を送るために必要なものです。共感する力を育て、人格をよくします。友人のいいところを取り込めるので、さまざまな友人と過ごすと、自分の可能性も広がります。
著者のマリサ・フランコは、心理学者であり、友情の研究者でもあります。
この本は、彼女の研究や実体験、さまざまな人へのインタビュー、あらゆる論文をバックボーンに書かれています。実際にどう友達を作ったらいいかも書かれます。
ぜひ、この本で、豊かな友情を育ててみましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あなたは、友達づくりは運によるものと考えていますか?
それとも、友達づくりには努力が必要だと考えていますか?
友達を作るためにはどうすれば良いかを、豊富な心理学の研究事例とともに解説する一冊。
結論からいうと、友達を作るためには、自分が友達になりたいと思う人物に自分がなることを、この本では推奨している。
友達をつくり、友情を深めて継続させる方法を500ページ超にわたって解説しているため、読み下すのに一苦労した。
ただ、この本の主眼は読むことではなく、これまでと違う行動を起こすことで、友達を実際に作ってみることである。
一人で本を読んでいるのが気楽でいいと思う私には耳が痛いし、一歩踏み出す足も牛のように重々しく感じた。
もちろん、大人になってから友達のつくり方が知りたい方には、部分的でよいので読んでみて欲しい。
【 メモ 】
・この人と仲よくなれるかも、という直感は当たるのです。(p198)
・人にもろさを見せたら、弱いとか情けないと思われるんじゃないかと私が恐れるのは、自分自身が、もろい自分を弱いとか情けないと思ったからでした。(p284)
・ウソ偽りのなさとは、常に自分がやりたいようにやったり、思ったとおり、感じたとおりに表現したりすることではありません(それは思いや感情が「むき出し」なだけです)。(p309)
・怒りは、表現しなければいけません。なぜなら、あまりにも長いことため込んでしまうと、ある日突然、最高の友情でさえも手放したいという強烈な衝動と共に目覚める可能性もあるためです。(p379)
Posted by ブクログ
友情の本質に気づかされました。相手を思いやるだけでなく、自分を大切にすることが健全な関係の鍵であり、両者(相手と自分)を尊重するバランスが重要です。そして、まず大事なのは、相手より自分です。人付き合いを感覚だけでなく理論的に理解することができした。この本を通じて、友情の深め方を意識し、自分の行動を見直していきたいと思います。
Posted by ブクログ
FRIENDSHIP(フレンドシップ) 友情のためにすることは体にも心にもいい
著:マリサ・G・フランコ(Marisa G. Franco)
訳: 松丸 さとみ
友達づくりや維持できるか否かは、運ではなく、自分自身にかかっている。ほかにも、「気前がいい人ほど、友達が多い」「意地悪な人は、ステータスは手に入るかもしれないが友達はできない」など、友情に関する知見が本書には詰まっている。
本書からは、自分がどんな性格であり、それによって友達とどういうつきあいをするのかもわかる。「愛着理論」をベースとして、他の人からみて自分がどんな「友人」なのかも知ることができる。
重要なメッセージは、「よりよい友人を持つ人は、よりよい人である」ということであり、すてきな友達がほしいなら、まずは自分が、友達になりたいと思う人物になる必要がある。友情を維持するための行動すべてが、人生をよくすることにつながる。
本書の構成は以下の8章から成る。
①友情で人生が変わる理由
②過去の人間関係が友情にどう影響するか
③友達は自然にできるものではない
④人生のために友達の力を借りよう
⑤本当の自分を見せるのが真の友情?
⑥友情に関しては、みんな怒りを我慢しがち
⑦気前のよい人は友達が多い
⑧親友とは
500頁を越える本作、ボリューム以上に内容の濃さから読むことにそして、咀嚼することに時間と力を使ってしまった。自分自身とがフレンドシップを通して、再度親友の大切さを実感した。
連絡を取っていないが、ものすごく心の距離は近く今でも尊敬している学校の旧友。今お世話になっている人達。働く環境が変わりこれから付き合うことが増える方々。
親友・友達と言っては語弊があるかもしれないが、仕事を通しても大切にしたい方がたくさん出てきている今、自分の中もでその点を整理して理解の上、付き合いを深めていくために本書との出会いは必然であった。
受け身より能動的に相手にどれだけ貢献できるか。自然体ではなく、相手を思い、相手軸で魅力のある自分に成長し続けられるか。損得勘定だけで、親友を捉えるのではなく、お互いの幸せのためにそれを捉えることで新たな世界が広がる。
勇気を出して声をかけ続け、相手への貢献ができる能力と素養を身に付けながら、意識的に行動し続けていきたい。
Posted by ブクログ
友達との在り方について考えた。
何でも言えて、嘘偽りないのが友達
と勝手に決めつけて、勝手に終わらせてた。
関わり方やどんな関係でいたいかを考えることも
すごく大切なんだと気付いた。
「守るために埋めておいた自分の一部を見つけ出す」
本当に大切だと感じた!
Posted by ブクログ
恋愛、結婚よりも軽んじられている友情の地位向上を目指した本。
友情とは与えるだけでも求めるだけでも駄目で、お互いに相手を尊重して受け入れること。自分を受け入れられない人は相手からの愛情のメッセージに気づくことが出来ない。
どれだけ愛情を表現して、相手に尽くしても受け入れられないことがある。それはあなたのせいではない。
日常の忙しさに紛れてつい後回しになってしまう友情というものについて考えさせられた。
Posted by ブクログ
友情は人生を大きく変えるという事を、研究事例を元にひたすら説明した本。信頼できる友達を持つことが最強の鬱病予防策となり、大きな交流ネットワークを持つと死亡リスクが45%も低減すると。また友達は、配偶者や子供、恋人と違って、その人の全てになったり、欠けた部分を補う存在になったりというものすごい期待を背負わされることも無い利点がある事もなかなか面白いと思った。
ただ大人になってから友達をつくるには受動ではなく自ら能動的に働きかねないと行けないとの事で、いいと思う人に出会ったら、チャンスととらえてアクションしていきたい。
Posted by ブクログ
友情がいかに大切か、いかに見過ごされているかを説き、愛着理論を元に友達の作り方を記した本
友情だけでなく、ビジネス的な付き合いでも使えるような気がした。
Posted by ブクログ
「友だちとは仲良くしましょう」「お互いを気遣い、思いやりましょう」「相手の気持ちや立場になって行動しましょう」「みんなで助け合いましょう」
上記のどれもが、大体は幼児期から小学校で教わることだ。だが、その言葉通りの内容に理解し、行動できる人間は子どもであれ、大人であれ関係なく実戦できる人は少ない。それらは当たり前だと思うところから忘れているまたは放置しているといえよう。
さて、本著では、友情の作り方、維持の仕方、友人の質に拘れ、気遣いや親切心を持つことを説いている。本当にそう思う。私なりに付け加えるとするならば、「言う言葉よりも友人の行動を見よ」と友人の質という意味も兼ねて合わせたい。友情とは隷属関係ではない。対等であるからこそ価値がある関係なのだ。年齢も関係ない。世代も関係ない。友情とは同世代だけの現象ではない。
そして、本著ではSNSよりもリアルで会う友人を大切にしなさいと注意喚起している。人は自分の心身が悪い状態でネットで交流すると状態が悪い人と出会い、状態が悪い人たちの集まりに行ってしまい、状態が悪化する負のループから抜け出せなくなることを知らなければならない。友人も知り合いも質を選びなさい。自分の心身もケアしながら状態の良い友人や知り合いと触れ合うと自然とあなた自身も良い状態になるのは必然だ。
忘れてはならないのは、友情は奴隷でも見下す関係でもマウントを取る関係でもなく、等身大で対等で心安らぎ成長する関係であり、それには私もあなたも常に意識して思いやりや意思と心を持って維持し、環境を整えるそれこそが、本著で言うところの人生の健康に寄与することに違いないだろう。
Posted by ブクログ
うーん、長い!想像の2倍の厚さのある本だったので、難儀した。
友達に愛情を示すには…
・相手が自分にとってどれほど大切か伝える。
・褒める
・連絡遅れたときに、どれだけ嬉しいが伝える。
・相手と知り合えて嬉しいと伝える。
たしかに、こうされたらすごく嬉しい。