あらすじ
100年前の「台所改善運動」、戦後のシステムキッチンを経て日本の台所はどこへ向かうのか? 台所と住まいの100年の変遷を辿る
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Posted by ブクログ
日本の住宅文化の歴史を台所という視点で100年間を振り返る。宮脇壇を始め過去の著名な建築家も登場する。システムキッチンという什器が発明され、台所からキッチンへと変遷していった歴史の背景が丁寧に広い視点で整理されている。また読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
日本を中心に、家屋と生活の中心であった台所がキッチンに代わり、今至る姿を、キッチン原理主義の著者が描く。
参考文献の数からしてもかなりの労作である。
実際、料理の場がどのように変わって来たかを俯瞰するのは楽しい。
はずなのだが。
なんだろう、全体に気持ち悪い。不愉快な感じがずっと拭えなくて、とうとう読みきれなかった。
一貫してるのが、料理を作ることは人間の基幹であり、台所の広さ快適さで、料理をする人も楽しむ人も増える。日本の台所はいまだに不幸であって、家族の崩壊にもつながりかねない。キッチンの発展はまた、女性の地位と権利の高まりと解放の象徴でもあった的な、ドロドロとしたルサンチマンに近いものが蠢いている。
そういう視点もあっていいんだろう。
残念ながら、ぼくが読みたいものではなかったというだけ。
ぼく自身は料理が好きだし台所が好きなのだが、8年間の単身生活時代の狭い台所が快適すぎて、帰って来た我が家の、スペースがあったはずなのに今や物置のようなキッチンでは何もできない。
他人の台所は使いづらい。
冷蔵庫すら、開ける気がしない。
それに尽きる気がしている。