あらすじ
王位継承争いに巻き込まれ、俺を庇って母が殺されてしまった!! 離宮でひとり悲嘆に泣き暮れる第三王子フレイ。けれど寂しさに耐えかね、ついに禁忌の人体錬成に手を出してしまう!! そして幼き天才錬金術師の前に現れたのは、知性も美貌も完全無欠な青年・ルベド──。「我が創造主よ、貴方に絶対の忠誠を」無詠唱で魔術を操るホムンクルスと、王子の異端の才能は畏怖され、再び命を狙われて!? ※口絵・イラスト収録あり
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結果的には面白かった
前半は、虐げられた天才の王子が自由を手にできる直前で裏切りによって死んでしまいびっくり
まあ何とかして生き返るんだろうとは思ったけど、生き返ってからの話の展開が想像もつかない方へどんどん進んで、着地点はそうきたか!って思った
最後はハピエンで良かったけど、甘々でエッチな二人を期待する人には物足りないかもね
Posted by ブクログ
さすが先生!と。
執着愛ものです。
フレイの寂しがり屋だからこそなのか元からの性格なのか天然で素直で前向きな所が可愛くて。
自分を庇った母を殺され寂しさに耐えか禁忌の人体錬成に手を出してしまいそして創られたルベド。
全てを兼ね備えた完全体でありフレイへの為ならどのような事でもするルベドが凄かった。
王位継承の件で一度フレイはルベドを置いて死んでしまってそれから50年経って生き返るという展開に驚きます。
可愛く愛おしい「我が子」のルベドが悪魔と呼ばれる存在になっていて苦悩しながらもそうなってしまった原因は自らにある事も知り悩みながらも最後には身の内にルベドを迎えるシーンはゾクゾクしました。
これからは共に死ぬまで一緒にいられる事になり(ラストでのルベドの言葉で永遠に、なのだとは思われるけど)フレイのルベドへの想いが凄く良かったです。
ジョセフの存在も重要でそこも含め物語の奥深さも読み応えありました。
ちょくちょく出てくるルベドのフレイ可愛さの独り言がおかしくて爆笑してしまいました。
Posted by ブクログ
不憫な境遇ながらも異端の才能に恵まれたフレイが無垢なホムンクルスのルベドのために命をかける流れが好きだった。後半はフレイとルベドの無双感がすごすぎて、物語を楽しむというよりこの人たちはどこまで行ってしまうんだろう…と半歩下がって見上げる気持ちだったけど、割れ鍋に綴じ蓋のような関係性におさまってよかった。苦労人ジョゼフさんと自由な神様メルクリウスが好きだった。