あらすじ
著者は元リクルートで採用広告の制作をしていた。独立後、インタビュアーとして3000人以上の成功者にインタビューした。
多くの上場会社の社長が取材で語った「この会社に入る予定ではなかった」という驚きの言葉。
「たまたま先輩がいた」「たまたま友達に説明会に誘われた」「たまたま面接官とウマが合った」
中には「第一志望に落ちたから仕方無く来た」という人もいる。
意外にも、エリートコースを歩んできたという社長はほとんどいなかった。
想定していなかった会社や仕事で成功した意味とは何か?
なぜ彼らはキャリアに成功したのか、なぜうまくいったのか。
彼らに共通していたのは「偶然の出会いを大切にした」ということだ。
しかし「偶然」は、待っているだけではやってこない。
外を歩き回っているうちに突然出くわすことが多い。
どうすれば「天職」に出会えるのか。本当の仕事選び、会社選びとは何なのか。
3000人の成功者は何を語ったのか。働くことの本質を探る。
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Posted by ブクログ
人生設計をうまく立てられている人こそが成功者なのかと思っていた。大切なのは偶然来る波に乗ってみることみたいです。色々なエピソードが詰まっていて面白かった。
Posted by ブクログ
自分が実際に教えてもらえた、と疑似体験できるよい本。
偶然を信じる はよい言葉。
自分自身の、あるいは自分が後輩に聞かれても答えられないような質問に代わりに答えてくれている、その答えを紹介している。
なぜ雑用を新人がやらなければならないのか。
不条理と思うことは世の中にはあり集団の中では発生しやすい。その先にあるメカニズムまで考えればその不条理も意義あるものとして受け入れられる。
メカニズム: 雑用を誰にでもできるが誰かがやらなければならない仕事と定義。経験の上でできる仕事は経験積んだものが担う、誰にでもできる仕事は経験積んでいないものが担うのは自然。
その先のメカニズムを理解することが大事。経験必要な仕事が発生した場合、イヤイヤ雑用をこなす新人とその中でも効率や貢献を意識して取り組む姿勢の新人と、どちらに先輩はまかすだろうか。
さらには雑用もマネジメントが必要、そのマネジメントができるようになりその雑用に限らずそのような細かいところまで気が配れるマネジメントになれる。
希望はする、予定はしない。
得意なことは褒めてもらえる(好きなことやるのもいいが)。
就職先は所詮他人が作ったものへ加入できるか否か。その瞬間の喜びであって自分で作る喜びの方が大きく、だとすればどこへ就職するかより就職した先で自分がどう変えたか、成長させたかが重要。