【感想・ネタバレ】『百年の孤独』を代わりに読むのレビュー

あらすじ

ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読者の代わりに読む「私」。ところがすぐに脱線し始めて……話題を呼んだ自主制作本を文庫化

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Posted by ブクログ

「百年の孤独」を読んだ後だったので
なんだか楽しく読めた
「百年の孤独」
がなんだか愛おしく思えてきた
もう一度読んでみたい
いや、何度でも読んでみたくなった

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2024年12月12日

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「百年の孤独」は、もう読んでしまっているのだけど、代わりに読むとはどのようなことなのかと思い、代わりに読んでもらおうと思って、代わりに読むを読みました。代わりに読んでもらうという体験を本当にしたのかはよくわからなかったけれど、ほかの人はどんな読み方をしているのかを知って大変面白かった。小説を読んでると、読み進めるうちに、そういえばあの映画で似たような話があったよな、とか、この人はまだ生きていたのか、とか、この話は実際にあったことなのかな、とか、この言葉の意味はどういうこと、とか、引っかかって脱線して、考え込んだり、グーグルさんに教えてもらったりして、そうこうしているうちに話の筋がわからなくなって、前に戻らざるをえなくなって、戻ったはいいが余計にわからなくなったりしながら読んでいるけど、同じだよね。読み終えるまでの過程が面白い。小泉今日子のドラマ、ミスドの闘いなど作者自身によるエピソードが面白かったな。読後に、この本をきっかけに出版社を立ち上げ雑誌を創刊していることを知り、少し注目してます。

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2024年07月27日

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自分は百年の孤独の原作を読んでから本書を読んだ。今まで読んだことがないジャンルの本。
本書は脱線しすぎてたまに文章の意味が分からず、展開が全く読めないが、それこそ、百年の孤独の原作を読んでいた時のはちゃめちゃな感じの追体験のような感じがした。これがマジックリアリズムか(違う?)各章ごとにざっくりとあらすじをまとめてくれているため、確かにこんなことあったなと読書を追体験できた。著者が前代未聞、誰も成し遂げてなかった「代わりに読む」という行為に戸惑いながらも脱線する様子は、こちらにも著者の困惑がよく伝わってきた。ニューヨークのガイドブックで京都を旅したことがあるか、の章ではたしかにニューヨークのガイドブックを片手に京都を旅すれば、ニューヨークに詳しい人が京都に旅行に来ている気分を追体験できるという言説を読んでなるほど?と思った。自分にはない視点だった。
大阪関西万博には本書を百年の孤独の代わりに持っていき、ガルシア・マルケスのタイプライターの隣で頭に本書を載せて記念撮影した。思い出の本。

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2025年08月21日

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ネタバレ

『百年の孤独』の読書会に参加表明したけれど、あの本を再読するには骨が折れると思って、代わりにこちらを読むことにした。

百年の孤独のメインエピソードがちゃんと書かれているので読書会のための復習になったけど、改めて『百年の孤独』って変な作品だと再認識させられた(いい意味で)。本篇の既読者にとっては、代わりに読んでもらえたと思う人も多いんじゃないかと。

著者も、よくあの本のエピソードから似通ったようなストーリーを思いつくなと感心するばかり。脱線しまくりだけど、読書ひとつでこんなに世界が広がるなんて凄い。
少女に何が起こったかの話がめちゃくちゃ気になって、Wikiで確認してしまった。脱線楽しい。
★…4.5

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2024年09月12日

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著者が百年の孤独を読みながら浮かぶ連想に従って脱線を繰り返す、という内容のエッセイ。

著者と年代が近くないと脱線で引用される内容に乗れないかもしれない。TVドラマそれでも家を買いました、ドリフターズのコント、ドラクエ3など。

タイトルにあるような代わりに読んでもらってる感じはしない。むしろ逆に読書は他人に代わってもらえない、同じ物語でも読む人が変われば読み方も変わることを浮き彫りにしているような。

百年の孤独のストーリーを順を追って紹介してくれるのでざっくりとした内容の把握にいい。10年以上前に一度読んだきりだったので大半を忘れてしまっていた。文庫になったので読み直そうか。

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2024年07月20日

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「代わりに読む」とはどういうことなのか?って言われても「知らんがな」でしかないのだが、著者としては読みながら心に浮かんだ様々な連想をそのまま写し取ることで「読んだ」経験を移植できないか、ということらしい。連想としてでてくるのは往年のドラマや映画、個人的な経験であり、そもそもその経験すら共有できるはずもなく、「代わりに読む」試みの実現可能性がぐらついてくる。
この間読んだばかりの『百年の孤独』だが、すでに記憶があやふやになっていることに気付かされた。それが発見と言えば発見であった。

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2025年11月11日

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百年の孤独を、他のドラマや映画を連想して脱線しつつ読み進めていく感じ。こういう読み方ができたら面白そうだなと思った。

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2025年09月14日

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友田さんが「百年の孤独」を読みつつ脱線しつつ代わりに読んでくれる話。きっと百年の孤独、読めなさそうやからこれでふんわりと読めた感得られて良かった。脱線の内容の方が残ってるから百年の孤独読むの難易度高そうでしかない。だってまず名前で躓きそう

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2025年08月25日

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『百年の孤独』を買ったものの読む気が湧かないので、『『百年の孤独』を代わりに読む』 を読んだ。軽〜く読める。
敢えて熱心に行われる脱線話より本編が明らかに面白そうなのでコンセプトとして成功しているな、と思った。湘南新宿ラインの線路はない、それはそう…

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2025年08月14日

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百年の孤独を手に取ってみた。作者が言うには、自分でも矛盾が多いと感じている作品のようで。いざ、読んでみようとなると、誰が誰なのかとごっちゃごちゃ。家系図を見ながらも、同じ名前の人が居るもんですから、「もう、ダメだ…」ってなりました。おわつ。
なので、この本のタイトルの用に代わりに読んでもらうことになりました。いろんな話に脱線しながらも、家系図を見ながら、なんとか読み終わることができましたね。
いや、脱線しすぎーーーーー!!!
ってなった時が何回も、、、でも、楽しめたので良かったですね。代わりに読んでもらってそんな頭を使わずに読めたので、ポケーッってしながら読みたい方にはお勧め。あ、あと寄り道したい人にもお勧め。
とりあえず、疲れた。

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2025年06月22日

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ネタバレ

やっぱり分からない!!!笑

著者が思いついた、「代わりに読む」試みの記録。

ルールは、

冗談として読む

なるべく関係ないことについて書く(とにかく脱線する)

冗談として読む前に、冗談として書き始めている!!!

代わりに読む、なんてできるのか、という自身の挑戦についてところどころ著者が考え省みながら、

全20章について、いろいろと新たな冒険が繰り広げられています…

この文庫本は、2024年に出版されていますが、実際著者がnoteに書いて共有していたのは2014年~2018年。それを自費制作して文学フリマ東京で配ったのが2018年春!

百年もかかってないけど、4年、、、!

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2025年05月08日

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代りに読むということには成功しているゆおには思えなかったが(本を読むというのは私・個人的なことなので土台無理ではないのか)、以前に(今回は少し前に)読んだ本を思い出させてくれることにはなった。文化化された『族長の空』も読みたいと思わせてくれました。

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2025年03月09日

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待望の文庫化が話題になった『百年の孤独』。
この世界的名著を『代わりに読む』という奇書。
しかし、著者にそれを動機付けた『百年の孤独』は、それ以上の奇書カモしれないと読後思うなど。
(勿論、底本は未だ未読です)

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2025年01月14日

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「百年の孤独」と同時進行で読みました。
代わりに読んでもらったのかどうかはさておき、ガイドブック的な役割であるのは確かかもです。「百年の孤独」に挫折しかかっている方がいるなら、こちらの方をおすすめしたい。
途中の脱線も、必要なものとして受け入れられるくらいの脱線でした。

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2024年11月29日

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『百年の孤独』を読む自信がなく手に取ったが、こちらもまあまあ分厚い本で怯みながらなんとか読み切ることができた。やっぱり途中から、誰が誰で、誰の子供なのかがわかりにくくて難しかった。なんとなくのストーリーはわかった気がする。
文章を読むときに一番印象に残るのは、筋書きよりも説明できない手触りみたいなものだと思う。筆者の脱線もそれを伝えるためなんだろうと思ったが、やっぱりその手触りをどう受け取るかは人によって違うだろう。
正直ますます原著を読める気がしなくなったが、大まかにストーリーがわかっているほうが手触りに集中できそうな気もする。いつか読めるといいな。

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2024年09月15日

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話題の『百年の孤独』。
書店で手に取ってみたけど無理だな、と思った。
けど、どんな内容なのか気になるから検索してたらこの「代わりに読む」に出会った。
脱線が面白くてクスクス。でもこの脱線のネタは世代によって通じないんじゃ?でも面白さは伝わるか、とも思ったり。
登場人物の名前が同じのばっかりでやっぱり無理。
代わりに読んでくれてありがとう。読破した気分になれた(笑)。

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

すごく面白い試みだと思う。「百年の孤独」読むにあたって、この本を携えて、一章ずつ交互に読んだ。
各章の最後に、
「先が気になる人はぜひ本屋さんへ走ってください」と書かれているのも好感が持てた。

で、結果から言うと、「百年の孤独」が面白くなりすぎて、この本は途中から必要無くなった笑
友田さんの世界観は、ガルシア・マルケスとはスケールが違いすぎて、同時には読めなくなってしまった。
せっかくの試みなのに、腐してしまうようで申し訳ないのだが。日本のサブカルチャーの連想ゲームとマジックリアリズムの同時並行は無理でありました…。しかも、友田さんの嗜好は男性的なサブカルの世界なので、(最初の方はそうでもなかったので、女性かと思っていた)私の嗜好とは少しずれていたかも。

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2024年08月09日

Posted by ブクログ

しかも早川書房で出す(笑)
 →『百年の孤独』は新潮社刊

もちろん、代わりによんでもらった
この解説?を読んでも
なんか読んだ気になりそうな感じはする。
しかし、やっぱり本編読んでからだと
「そう!そうなのよね!」といった気持ちで
さらに楽しめると思います。

あと、読みながら「この展開はアレに似ている」
と著者の思い出のテレビドラマや
昭和の流行のネタに脱線していくのも
また妙におもしろかった。

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2024年08月08日

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