【感想・ネタバレ】いなくなくならなくならないでのレビュー

あらすじ

死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女からの連絡に喜ぶが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。デビュー作にして第171回芥川賞候補作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

分かる感覚なのに、小説としては読んだことがない話
新しい小説

恋愛とは違う、友情にしては踏み込みすぎる
個人と個人があまりにも近づきすぎたとき、境界が溶け合って、反発しながら、惹かれすぎて離れられない
「いてほしい」と「いなくなってほしい」が反復する様子を表したタイトルが上手すぎる

激昂に至るトリガーが「知らない男と連絡を取り合っていたこと」というのが、生々しくて良かった

ラストまで読んで「この後どうなるの?」と思ったけど、俯瞰で見たら、この二人は一生こうやってすったもんだして、別れないんだろうな〜と思った
これだけ人を好きになれる、好きな人がいるのは、どれだけ傷ついたとしても、尊いことだと思う
別れられないカップル
とっても良かった

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去の憧憬と現実の乖離、愛情が裏返って捻れて疎ましくなる感覚に共感。
女の友情は旬があるって言葉があるけれど、季節外れに再会してしまって、だけど次の旬が来年なのか再来年なのかもうこないのかわからなかったら、私は手放す勇気が持てるかなあ。

淡々と進む日常に挟まる、幼くてハイテンションな交換日記が物語の歪さを象徴してる気がする。(死にたいし、大人にもなりたい、いまだけいらない。ってすごく十代の感情だ)時子と朝日の関係も、時子の家族も、おそらくは朝日の家族も、身近な人間関係がみんなどこか歪んだ形でずれている。
時子が社会人をしている間、ほとんど家にいる朝日は人生ゲームで同じマスにずっと止まっているみたいだし、目の前に本人がいても十七歳の朝日をずっと探している時子は精神的に過去から一歩も動いていない。
朝日と時子、二人は再会してもそれぞれ別の場所で止まっていて、最後まで同じ時間軸で会っている気がしないというか、朝日が幽霊みたいな存在だった。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

米津玄師さんやなとりさんが読んでいると聞いて、感受性豊かなアーティストが読んでいるのはどんな本が気になって読みました。

時子の気持ちが分かってしまったから苦しかったです。離れたいと思っていても本当に離れるようなことを考えると愛おしくなったり。結局は依存と執着なのかな。

記憶の中の会えないであろう人が思い出と共に美化されてその記憶の中で人格を確立させていたからこそ、いざ目の前に現れると「あれ?なんか違うぞ」の現象あるあるだ。

今回の場合亡くなったと思っていた朝日が突然姿を表したことにより、記憶の中で美化されていたのかなとも思いました。
朝日はこれからどうなってしまうのか、最後の終わり方がお互い首を絞めながら下から聞こえてくる時子の両親の喧嘩に笑っているという愛と憎の紙一重を表す行動で終わっていますが、私はしっかり着地をした終わり方が好きなのでそこはちょっと合いませんでした。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薄っぺらい感想だが、愛情と憎しみは紙一重だなと思った。
時子→朝日だけじゃなく、朝日→時子もそうだと言えそうなところがまだ救いのように感じた。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生の時に自殺して死んでしまったと思っていた友だちから電話がかかってきて、会って、一緒に住むことになる。
だんだん疎ましくなっていく。
最後のほうはなんとなく不穏な空気が漂う。
へんな話。

タイトルがどういう意味か考えようとしたり言ってみようとするけれど、途中で混乱してしまう。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝日って…概念なの??
確かにきっと誰もが
誰に対しても「好き」や「嫌い」やそれだけに留まらないどれも相反する複雑な気持ちを抱いている。
それを言語化するとこういうことなのかな。
わかるような、わからないような…
モヤモヤが晴れないスッキリしない
イライラするってのとはまたちょっと違うような…だけど…な本でした

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2025年07月28日

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