あらすじ
アパルトヘイト時代の南アフリカで育った著者アルン・ガンジー。手の付けられない乱暴な人間に育った彼を、両親は祖父マハトマ・ガンジーの元に送りつけた――。
インドの賢者ガンジーが孫にだけ語った、10の「生き方」のレッスン。
・負の感情をどうとらえるか?
・自分自身とどう向き合うか?
・親として子にどう接するべきか?
・人としてどうあるべきか?
他人、そして自分自身との向き合い方が変わる、人生に響くノンフィクション自己啓発書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ガンジーの教えについて、孫である著者がまとめた本。
怒りを賢く使う、意見することを恐れない、一人の時間を大切にする、自分だけの価値を知る、嘘をつかない、ものを粗末にしない、子供の育て方に注意しする、謙虚になる、許す、違いよりも共通点を探す、足るを知るなど、当たり前の事であるが中々実践出来ない事項がまとめられている。
ガンジーのような聖人にはなれないものの、何処ぞの大統領の様に利己的な人間にはならない様に、注意して生きていきたい。
Posted by ブクログ
レッスン7 子を育てるということ
子供に学んでほしいことを、あなた自身が実際に行いなさい
子供は親の言うことを聞くのではない。親の行動を見て学んでいるのだ。
「価値観」も立派な遺産になる。
大切なのは、目先の快楽ではなく、ずっと続く価値のほうだ。
レッスン8 謙虚な人は、強い人
自分が正しいと思い込んでいる人は、他人の考えを理解しようともしない。
傲慢な態度は、人を傷つけ、人を分断させる。自分の方が上だと信じていると、そこから怒りや感情が生まれ、人はみなつながっているということを忘れてしまう。
私たちのすべてが、社会に欠かせない存在なんだ。いらない人なんていないんだよ。私たちは、全員で一つの仕事をしているんだ
ある集団を抑圧し、権利を剥奪するのは、彼らの長所を見たくないからでもある。
私たちが差別するのは、自分が強いと感じるために、自分より下の存在を必要としているからだ。
自分に自信がある人なら、他の人の才能や能力を認め、賞賛することができる。彼らが成功しているときは応援し、苦しんでいるときは手をさしのべることができる。
人間は、より大きなコミュニティの流れの一部となり、周りの人とつながったときに、個人としても花開くことができる
レッスン10 許しは勇気だ
あなたが見たい世界の変化に、まずあなた自身がなりなさい
Posted by ブクログ
読んでいて度々付箋やスクショを撮ってしまうほど身に染みる言葉や気づきが多かった。
こうありたいと思う人としてのあり方や人への接し方が書かれていて、どの年代のどの民族の人でも読める内容だと思った。
Posted by ブクログ
あなたがこの世で見たいと思う変化に、あなた自身がなりなさい
自分一人がなにをしても、この広い世界が何も変わらないのは確かだけど、それでも信念を持って行動し続ける意味をこの本から受け取った。
Posted by ブクログ
ガンジーの孫が、祖父と過ごした2年間から、学んだことを優しい言葉でかいてある。印象的な言葉としては、
怒るのは悪いことではない。ただ、正しい目的のために使えばいいだけだ。
人間はネガティブな批判でなく、ポジティブな刺激の方に反応するようになっている。
あなたが見たい世界の変化に、まずあなた自身がなりなさい。
特に最後の言葉は、自ら行動することの大切さを伝えていて、胸に響く。
Posted by ブクログ
印象に残った言葉。
自分の頭で考えない人は、他人の考えに簡単に流されてしまう。
有名になることだけを目指している人は、空虚な人生を送っている。そして他人に称賛されることで、その空白を埋めようとしているのだ。
一人の時間は「自分を取り戻す時間」
「情報を得ること」より「一人で考える時間」が重要
人間の精神は、たくさんの開かれた窓がある部屋のようであるべきだ。
すべての窓から風を入れなさい。
しかし、どの風にも吹き飛ばされてはならない。
時間はいちばん貴重な資源だ。
決して無駄にしてはいけない。
成功しても、謙虚に学び続ける
「すべての窓を開け、知識の風を取り入れよう」
人は誰でも、本気になれば自分を変える事ができる
人間は、ネガティブな批判ではなく、ポジティブな刺激のほうに反応するようになっている。
「違い」よりも「共通点」を探しなさい