あらすじ
一九二〇年代、合衆国屈指の大都市ブローケナーク。
禁酒法がすっかり定着した元酒場で働く少年サンガは、貧乏ながらも身の丈に合った穏やかな生活を送っていた。
ただ一人、大切な妹がいれば生きていける――
そのはず、だったのに。
「よう、うな垂れてるその兄ちゃん。何か辛い事あったんか?」
失意の中、サンガの前に現れたのは真紅と名乗るマフィアの男だった。
目的を果たすため「白蛇堂」の一員となったサンガは、真紅の下で彼の仕事を手伝うことになるのだが、いつしか都市の裏に深く根を張る闇に誘われていき――。
あの「シャンティ」から生まれた衝撃のダーティファンタジー!!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
学生の私は、この本を必ず読みたいという気持ちから母に1時間交渉して初めて予約して買って貰った小説です。
原作はVOCALOID曲。歌詞を見る限り、当時小学生だった私にはまだ早かった。
シャンティ。
「―よう、項垂れてるその兄ちゃん。何か辛い事あったんか?」で始まる。
原作でもこの歌詞から始まります。
主人公、サンガの大事な妹がマフィアに焼殺された。
その出来事がサンガの人生を大幅に変えていく。
嫌いだったマフィアに入り、理不尽に爪をめくられたりもした。
最終的にサンガは何者かにより腹部を刺され、命を落とした。
血などの表現に苦しみ、私は読むのを辞めてしまった。
だが、ストーリーがとても面白く次の日には読み終えていた。
そんなサンガの悲痛な物語に私は衝撃を受けた。
血などグロい表現に耐性のある方是非一読してみてください。