あらすじ
人はいつからでも、どこにいても成長できる!
Fラン大学出身、四国のボトリング社に入社するも、高松本社勤務の大学同期とはスタート地点から差をつけられて高知営業所のルートセールススタート。最初は「いつ辞めるか」だけを考えていたダメ新人が、セールス日本一、そして全国のボトラー社でも前例のない日本コカ・コーラ社への出向を果たす。
その裏には先輩・取引先をはじめ多くの人から教えてもらった机上ではけっして教われない「学び」があった。
大学・企業でも話題の、どんな仕事にも生かせる普遍的な学びを明かす。
〇習慣を味方につける
〇「売ってくる」のではなく、「買っていただく」
〇行動は言葉より雄弁
〇人は「自分事」で動く
〇枠の中で考えるのではなく枠をどうするか考える
〇昨日までの自分を模倣しない
〇見方を変えれば違うものが見えてくる
〇礼儀正しさと傾聴は最強の武器になる
〇「なぜその仕事は必要なの」を問い続ける
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
営業の仕事って机に座って相手と向き合い、資料やデータを使ってスマートにこなしていることがかっこいいと思ってしまう。しかし実際は現場で生まれる課題を汗をかいて解決していくことが本質にあることを忘れてはならないと思い出させてくれる一冊。
Posted by ブクログ
Fラン地方大学(本人談)出身の山岡さん。
四国のコカコーラボトリング社に就職し、ルート営業(会社・店舗・事業所に自動販売機の売り込み)に配属される。
しんどくてやりがいのない日々が続き、上司に飲みの席で口をこぼしたところ「なんとなく仕事してると仕事の嫌な分だけがみえてくる。目指すことのために仕事をしなさい」となだめられる。そこからの成長の日々を綴っている。
ルート営業編、フードサービス編を経て、営業でナンバーワンとなり、東京のコカコーラジャパン本社へ出向となる。
仕事との向き合い方、自社製品への愛情、お客様への真摯な姿勢がとても良かった。学びが多かった。
印象に残ったこと。
【ルート営業編】
・雨の日に「君だけが商品を濡れないように服の下に入れて店まで持ってきた」と言われたこと。
・上手くいかなかったことは繰り返さない、何が上手くいかなかったかかんがえる。
・汚れていた自販機の清掃、節電のための電源スイッチを押す作業などを店舗に変わって行うことで受注が取れたこと。
【フードサービス部門編】
・ドリンクバーの設置営業を担当。ファミレスはどこも既に設置済み。どこに置いてもらうか頭を悩ませる山岡さん。
・自分の仕事をお客さんの側から見る気づき。
・パチンコ店へ設置の際、「しかるべき人を連れてくる」ように言われ、本社に相談したところ、コカコーラジャパン副社長まで来ることとなり、商談がまとまったこと。
・設置できなかったビアガーデンに通い続け、翌年の設置を勝ち取ったこと。売って終わりじゃない。
【コカコーラジャパンへ出向編】
・ボトラー時代との働き方の違い。
・ふたつのうちどちらにするのか決めたら蒸し返さない。いかに仕事を進めるかに集中しないと具体化しない。
・なんのためにやっているのか、やったらどんな効果があるのかを常に考える。仕事と余計な作業を混同しない。目的を達成する以外の作業はやらない。
・状況把握の大切さ。いきなり具体策からやらない。
・仕事の向こうにある人をみる
———紹介(公式より)——
人はいつからでも、どこにいても成長できる!
Fラン大学出身、四国のボトリング社に入社するも、高松本社勤務の大学同期とはスタート地点から差をつけられて高知営業所のルートセールススタート。最初は「いつ辞めるか」だけを考えていたダメ新人が、セールス日本一、そして全国のボトラー社でも前例のない日本コカ・コーラ社への出向を果たす。
その裏には先輩・取引先をはじめ多くの人から教えてもらった机上ではけっして教われない「学び」があった。
大学・企業でも話題の、どんな仕事にも生かせる普遍的な学びを明かす。
〇習慣を味方につける
〇「売ってくる」のではなく、「買っていただく」
〇行動は言葉より雄弁
〇人は「自分事」で動く
〇枠の中で考えるのではなく枠をどうするか考える
〇昨日までの自分を模倣しない
〇見方を変えれば違うものが見えてくる
〇礼儀正しさと傾聴は最強の武器になる
〇「なぜその仕事は必要なの」を問い続ける
Posted by ブクログ
営業職のイメージを掴みたくて読む
そもそもの発端は、自分の強みを活かすなら意味の職種より営業の方が良いのでは?ということから。就活時に営業職にあまり良いイメージを持っていなかったが、それは営業職の人が売ったモノやサービスにより発生する顧客満足を正しく想像できていなかった。思い込みによる頭の硬い思考で、営業職を敬遠してしまっていた。
お客様をはじめとする様々な人の立場に立った上で、成果を上げるためにやるべきことを実践するというのが一貫した主張。人の立場に立つためのスタンスとして、「敬天愛人」が大事とあったが、良い言葉を知った。自分のモットーとしたい
Posted by ブクログ
コカコーラのフランチャイズ(ボトラー)から日本本社、グループと渡り歩いた営業マンの記録。
営業をエッセイ、とでも言うのか考え方を詳細にまとめている本はなかなか無い。故に面白かった。
詰まるところ、自分の頭で考えて、相手の立場で行動すること。
Posted by ブクログ
最初は表紙に目が止まり、それでも手に足らずに一周し、また手に取って少し読んでみたら、なんというか、本当に実体験で書かれているように思えたので、結局その日に買ってしまった。
自分が新卒で配属されたあの営業所で、こういうことを教えてくれてればなんてことを言うつもりはない。あそこの人たちも、言葉は違えど同じようなことを伝えようとしてくれていたはずだ。でも自分はこうなりたい、だからそのためにという考え方ができなくて、常に行き当たりばったりだったから、いろいろな道を歩み、今に至るわけで…
改めて自分の頭で考えて、相手の立場で考え他人は何をしてもらいたいのかを考えることをやっていくべきなんだろうな。
Posted by ブクログ
相手の身になって考え行動し、三方良しを基本とする。そしてその考えを継続性をもって行動する。
やり続けることの実直が素晴らしいと。
本を読む週間を身につけることで、相手の話の意図の早期理解に繋がったいう所が個人的には勉強になりました。
Posted by ブクログ
働く(仕事をする)とは何かを改めて考えさせられた一冊になった。営業に携わる方だけでなく、その他の職種の方にも通ずるものがあると思う。
私も営業職であり、剣もほろろに断られたり、提案が上手くいかなかったり落ち込むこともしばしばある。上手くいかなかったことを変え、どうしたら顧客のためになるのかを突き詰めて行動しようと思った。
Posted by ブクログ
こういう題材だと自分の武勇伝を如何にすごいかと語る著書が多いけどしっかり失敗を書いているところに好感をもてた
オーディブルだったけど余計な情報がなくてかつ簡単な言葉ばかり使われてるので聞きやすかった
Posted by ブクログ
◯細部にこだわる
細かいところこそ人に見られていると意識する。靴の手入れや備品の整備など、手を抜きそうになるところこそ丁寧に。
◯相手の話をしっかりと聞く
自分が言いたいことと相手が聞きたいことは違う。まずは相手の話をじっくりと聞き、相手が真に求めていることが何か理解する。
◯会話のキャッチボールはできているか
AかBどちらがよいか、と聞かれ、Cだと答えていないか。それだとキャッチボールになっていないので、どのように質問されているのか理解し、的確に回答する。
◯仕事の質を見つめ直す
余計な仕事をしていないか。10分でアイディア出しなど、「集中して取り組んだ仕事」を増やす。きれいな資料より乱雑な箇条書きのメモが好まれる場面も大いにある。
Posted by ブクログ
営業に大事な事が丁寧に書かれている。
結局は人を粗末に扱わない。真摯に人と付き合う、向き合う事が大切だなと改めて感じる事が出来た。
タイトルの日誌とある通り、著者がどんな所で働き、どんな人と出会い、要所要所でどう考えたかが分かりやすい。
人と前向きに接する為、周りの協力が得られるのだなとも感じた。
Posted by ブクログ
自分が精一杯やってから辞める。伸びしろを試さないで別の職場にいっても同じ繰り返しになる。
習慣を味方に付ける=一日30分本を読む。
靴を磨く=小さな心配りが営業のコツ。
靴のクリームの会社にお礼の手紙を書いた。
他よりも高く悪い条件でも売るのが営業。
自分の都合ではなく、相手の立場で考える。
仕事は何らかの形で人に関わりながら進めることになる=特にBTOBでも同じ。むしろBTOCより多い。
礼儀正しいこと、人の話を聞くこと、が大切。
組織営業=商談に上司、副社長の力を借りる。
現在の取引先がずっと続く保証はない。買ってくれるまでだけでなく、これから、に向けた営業を心掛ける。
他部署を大切にする、と他部署からも大切にされる。
外資系の日本コカコーラ社は、上司もフランクだが、すぐに答えを求められる=スピードが段違いに速い。
日報はない。そのかわり何のためにやっているのか、効果は、頻繁に問われる。
考えて行動するまでの順序は正しく。戦術は戦略に勝てない。