あらすじ
婚約者だった王太子と義妹の結婚式という名の断罪式を終わらせたニコレッタ。
ホッとしたの束の間。
それぞれに待ち受けていたのは、予想外の出来事だった――――。
徐々に明らかになっていく父と義母の身勝手な思想と悪事に、ニコレッタは心を決める。全てを詳らかにし、終わりを見届けると。
そんな中でも、ゆっくりと紡がれていくニコレッタとジェラルドの温かな愛。
大幅に加筆された『結婚前夜に義妹に婚約者を奪われたので、責任取ってもらいます。 』の完結編。
感情タグBEST3
ニコレットの、おじ様おじじ様からの信頼と愛情が、益々凄いことになってる。
そして、陛下からの溺愛も、ハンパない。
お幸せに。
さて下巻。
断罪後のそれぞれの変化。深まる関係性。
大人だからこその不器用さが本当に愛おしいな。
ひとつひとつ紐解けば内容はずっしり重くわりと凄惨なシーンもあったはずなのに、驚くほど穏やか読後感。
全ジジイを魅了するニコレッタ…面白すぎる(笑)
最後まで楽しめた作品でした。ヒロインを貶めた人たちの処刑など結構あったのに暗い感じにはならず、サクッと刎ねてどんどん話は進みました。最後までテンポが良く、飽きずに読み進められました。