【感想・ネタバレ】町内会 ――コミュニティからみる日本近代のレビュー

あらすじ

加入率低下や担い手の高齢化により、存続の危機に瀕する町内会。回覧板、清掃、祭り、防災活動など、活動は多岐にわたる。そもそも参加は任意であるはずなのに全戸加入が原則とされてきた、このふしぎな住民組織はいつどのようにして生まれたのか。それは共助の伝統か、それとも行政権力の統治技術か。明治地方自治制、大衆民主化の時代から戦中・戦後まで、コミュニティの歴史を繙くことで、この国の成り立ちがみえてくる。問題の本質をとらえ、再生の手がかりを探るための必読書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自治会•町内会が、近年加入率の減少によって成り立たなくなりつつあるのではないかという懸念からそもそも自治会•町内会とは?という疑問から読み始めた。
歴史的な面の説明が充実しており、役割の変遷がわかった。近年の地域の政治的意見集約、行政の下請け装置という役割から、行政の下請けの部分を民間や団体に流すことはひとつ方法としてあるとは思った。

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2025年05月18日

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