【感想・ネタバレ】世界は「見えない境界線」でできているのレビュー

あらすじ

世界には国境とは異なるさまざまな「見えない線」が存在する。
この境界線は細い線ではなく、地帯というある程度の広がりを持つ場合がある。こうした境界線・地帯は時代によってしばしば変化し、われわれと彼らを分断する原因となっている。

サッカーチームのサポーター立ち入り禁止区域から、不可解な進化の分岐点、
デトロイトの悪名高き“8マイル・ロード”に沿って根強く残る人種分離、
いまはもうない“鉄のカーテン”を越えるのを拒むシカの群れまで、

私たちの世界が地理的、気象的、政治的、経済的、文化的、宗教的にどのように分断されているか、そしてなぜ分断が必要だったのかを、地理学の講師マキシム・サムソンが30か所取り上げ、その歴史と特徴を説明する。

世界の理解に役立つ、地政学リスクの解像度が上がる!

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Posted by ブクログ

書籍紹介サイトにて興味持ち、手に取った。

内容としては世界に様々な「見えない境界線」があること、それは生態系に関するものもあれば宗教、言語に由来するものまで様々であることを教えてくれる。
竜巻回廊や日付変更線など有名なものもあるが、個人的に初めて知るものが多かった。北センチネル島というのも、そんなところがあるのかと素直に驚かされた。

地政学とはまた違う視点を提供してくれたが、400ページ超えの厚みと基本真面目な文体で、読むのに結構エネルギーを要した。

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2024年10月14日

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