あらすじ
ベストセラー作家・百田尚樹さん大絶賛!
「まさか、AV女優の自叙伝で泣かされるとは!」
「どうしてAV女優になったのだろうか。時たまふと思うことがある。この仕事を始めるまでの、私の人生は飛び抜けて変わったものではなかった。両親には愛されて育ち、大阪大学大学院(理系)を卒業して、一部上場企業に勤めた。そしてその会社で六年半働いた。
この本は、そんな私がなぜAV女優の道を選んだのかを書いたものである」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
◾️ページ数 P369
◾️読んで抱いた感情
さすが関西人、面白すぎて大爆笑、感動、新しい価値観をもらえた
◾️感想
途中、途中で大爆笑してしまった。本音が書き連ねてあって読んでてすごく共感できたし、言葉遣いが面白くて声に出して大爆笑してしまった。かと思いきや、辛い経験もたくさん書かれていて、両親への思いも書き連ねてあって涙なしでは読めなかった。内容にも激しく共感できる部分がたくさんあった。
私の心の中にある思いや、声にならない声が文章になっていると思える部分もたくさんあり、みんな共感できるのでは?と思った。期待して読んだけど、期待通り、期待以上に感動した。藤かんなさんが生涯幸せであって欲しいと心から願う。エイトマンの社長もどんな人か見てみたいと思ったし、藤かんなさんのデビュー作も観てみたい。そして、百田尚樹さんのYouTubeや著書も読みたいと思った。
読んでよかった!!
Posted by ブクログ
NOTEの話をベースとしているので本人が書いていることは(ゴーストライターに任せていないことは)ほぼ確実だと思われる。
さらにAudibleでは朗読もご本人がされているのを全て聞き終わった後に知った。
文章だけではなく朗読も抜群にお上手。
Posted by ブクログ
一言で言うと、とても心に残り面白かった!!
美人でスタイルも良く、高学歴で一流企業に勤めていて、ご両親から愛され、順風満帆に見える彼女ですが、勉強やバレエ、仕事でも、自分の思ったような結果を残せないで苦しんでいた。
彼女と容姿も能力も全く違いますが、恋愛や結婚に絶望している所とか、ものすごく共感してしまいました。
現在もお仕事を続けられ、本を出されたり、大河ドラマに出演されたりしているので、やはり会社員の枠におさまる方ではなかったのだと思います。
誰にでもできない仕事に挑戦して、期待に応え続けているのって本当にすごい!
面接を受ける話や、デビューするかどうかを迷ったり、ご両親の事を考えてしまって心が痛くなったり、とてつもなく優秀なんだけれど、真面目で品の良い普通のお嬢さんな所も応援したくなります。
AV界の豆知識?みたいなのも面白い。
外野からは特殊で近寄りがたい世界、のように感じるのですが、意外とホワイトだったり。
女優さんの嫌がる事は絶対にしないとか、これは一般社会の人の間でも浸透してほしいなと思いました。
今後のご活躍も楽しみな女優さんです。応援しています。
Posted by ブクログ
似たようなバックグラウンド(と言ったら烏滸がましいかもだけど)だからこそ、AV女優になった理由も、周りから恵まれてると言われつつも全然そんなことないんだっていう吐露も全部痛いほどわかってしまった。
なんで人は他者に自分のセックスを見せることに抵抗あるんだっけ。なんでセックスをすることは相手をゆるしたことになるんだっけ。なんでセックスをお金に変えることはタブー視されてるんだっけ。
今まで社会で生きてきて当たり前だと思ってたことが分からなくなって、
百田尚樹の大常識でも読んだら分かるかなとか思い始めたまであるよね(絶対違う)
セックスしてるのを見られるより、自分のコーティングしてない内側を見られる方がよっぽど恥ずかしいし、結局人の本質は脳にあって、体をゆるすゆるされるなんて何の価値があるんだろうって思い始めたりして、社会ってものが尚更よく分からなくなってきた今日この頃。
Posted by ブクログ
「人からどう思われようと自分の人生を生きるねん‼️」
かんなさんがラストで胸を張り、誇りを持ってそう言えるまでの苦悩、葛藤、怒り、苛立ち、喜びなどの感情が詰まった369ページであった。
そんな大作なのに読み始めると止まらない〈かっぱえびせん〉のような魅力で私は本作を一気に読み終えた。
それは冒頭で出会うエイトマンの後藤社長始め、制作現場のスタッフなどの「人間力」そして、時折入るかんなさんの「関西弁」と「優しく純粋な人間性」の魔力であろうか。
やはり、「何事も人が基本」‼️
人を大切にして来た人は人の縁に救われ励まされ勇気を持って新しい世界へ挑めるんだと私はあらためてそう感じた。
それにしても、かんなさんの文才は捨てがたい!今度はかんなさんの書いた小説を読んでみたいと思ったのは私だけだろうか?
かんなさんのこれからの活躍に期待‼️
Posted by ブクログ
第1章【AV界に踏み込む】国立大院卒で大手化学メーカーに研究職採用といえば、誰しも良い仕事と思う。しかし“女である悲哀”は現存する。「緩衝材のような役割」が男子に割り当てられることもあるだろうが、「生理が止まり、体中に蕁麻疹が出て、血便が出た」ほどのストレスは、セックスのリスクの不対称・美貌であること(「顔採用」とか「頭弱い」とか見くびられる)の損害としか思えない
スカウト会社が面接
事務所選び
事務所で「アナル挿入はNG」など細かく条件を確認し契約する。
フィルム写、プロダクションと直接契約の時代は「笑顔でさよなら、ノープロブレム」とか言って“逸脱して泣かせても、最終的にOKなら問題ない”がまかり通ったらしい。
第2章【デビュー】
○専属採用されたエイトマンは「熟女もの」得意で、「32歳」と2つ年上を称することになった。
○週刊ポストにグラビアデビュー。
ブラやパンティの跡が付かないように朝起きたらずっとバスローブでいる。(すべての撮影に共通)
「おっぱいが大きい良い。着痩せするんだね。」と言われた、「バレエでは乳房の大きいのはハンデだった」
○パケ写「どうやって白鳥を持ってきたのだろう」と思ったが、偶然渡り鳥の飛来期間だった。彼女は家鴨のなかで育った白鳥だった。彼女の資本主義社会での服務(中国語)はサラリーパースンではなくなった。
しおらしくインタビューで始まるデビュー作。バレエの場面も挿入。
○専門用語「AVする」(見栄えの良いようにブラにテッシュを入れて谷間を寄せたり、裾を捲ってパンティをよく見えるようにする小細工)「私はこの言葉が好きだ」
1日3人の男優とそれぞれヤル、あるいは複数と3プレイ、そういう体制らしい。
フェラでいつもの作法でしてしまった「ゴックン」は「まだ解禁されない」ということで取り直し。「汁男」といって主演男優のザーメンを無駄遣いしないように出す要員がいる。タングの上に白濁があるのを確認させる(現在ではヨーグルトなどの代用品は使わない。パイプカットすると精液は透明になるそうだから、男優には不可)
コンタクトレンズに《顔射》すると白濁してオシャカになるという。外すのは目つきが悪くなるから不可か。
顔射は見映するがよほどM性がないと気持ちいいとは思えないが、カジュアルセックスでもしたがる男があるらしい。
休憩。
アクロバチックな体位の提案、「私、首の後ろで脚を組めますよ」披露する(SM雑誌グラビアで見た記憶がある。あのモデルもバレエ経験あったのだろうか、それとも他の柔軟術か)
Posted by ブクログ
いつか母に全て話したい。
AV女優になるまでのこと、なってからのこと。
この数年間で経験したこと、感じてきたこと。
全て聞いてほしい。
「あんたが幸せそうで良かった」
どうかそう言って笑ってほしい。
彼女の願いが叶いますように!
Posted by ブクログ
容姿端麗、一流大学→安定した大企業、幼少からバレエ習得と言った筆者が30才ぐらいでAV女優を仕事に選んだ経緯、心情が曝け出されている。外から見るのと、自分の中で感じていることは全く違う。自分が活きる生き方を見つけることが幸福への道。
Posted by ブクログ
職業に貴賎はあると思います。いろんな意味で世の中のためになる仕事は全て前者で、お年寄りを騙して金をふんだくったりする仕事は後者です。
かんなさんがなぜAV女優の道を選んだのか、本著を読んでも分からなかったし、そもそも他人には分かりようもないのかもしれないけど、彼女の承認欲求の強さと、それが引き寄せた人生の流れに乗った結果なのかもしれません。
自転車に乗りながらAudibleで聴いていたので、最後の5分は泣きながら漕いでました笑
I believe there is a hierarchy of dignity in professions. In many respects, all work that benefits society belongs to the former category, while jobs like swindling money from the elderly fall into the latter.
Even after reading the book, I couldn’t understand why Kanna-san chose the path of an AV actress-perhaps it’s something no one else can really grasp. It might simply be the result of her intense need for approval and the course her life took as a consequence.
I was listening on Audible while riding my bike, so I spent the last five minutes pedaling through tears, haha.
Posted by ブクログ
人生考える時とか大きな決断したい時には読み返したい。共感できる部分もたくさんあった、この本書いてくれて、AV女優になってくれて、ありがとうございます。
Posted by ブクログ
なにかと自分と重なるな…。肩書き見れば、「恵まれている」けど、そこらへんの人以上には苦しんだり葛藤したりしてきた過去があって、でもそれを乗り越えてきたからからなのか、誰かに話す気にもならない。だから結果、肩書きふくめ表面的なもので、恵まれていて凄い子、みたいな扱いをされる。実際、恵まれているのは確かだし、過去のダークな部分を乗り越えてきたからこそ、その扱いを流せていながらも、癪に触ることはある。
お願いだから、肩書きや表面的なことではなくて、わたしをみて。上っ面なことだけで、とやかく言いたい人は言っておけばいい。自分の人生を全力で作り上げていく人ほど、かっこいい人はいないと思う。
職業への偏見や女性軽視の風潮が、なくなりますように。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもろかった。
まず目次で笑わされた。50人に1人のおっぱいとか、AV女優になるって出家だなって、なんだよ。めちゃめちゃ笑った。
知らない世界に飛び込んで、新しい出会いが沢山。
出会う人に対して抱く印象が絶妙に失礼で面白かった。強そうなカブトムシだ。
そして、出会う人に対して運命のようななにかビビッとくる感覚、そしてそれを大事にしている姿勢にすごく共感したし、そういうのって自分の今まで積み重ねてきた経験によって出来上がったセンサーだったりするからめちゃくちゃ信用できる、ってことを分かりやすく気持ちよく言語化されてて画面越しにいっぱい頷いてた。
この人の、人に対しても職業に対しても自身の心境に対してもその時々に反応する自分のセンサーを大事にしてる部分が自分にすごく近しい。
「快楽主義」なんだと思う。
でもこれと「逃げ」って凄く紙一重。
人からの評価はいつも二極化するけど、そんな自分を長所だと評価し共に戦ってくれる人、偏見を持たず応援してくれる人、自分がどうであろうとどんな時でも近くにいてくれる人、努力をしていれば味方が必ずいる。
人の数だけ見られ方がある。皮を被った自分でなく、ありたい自分を好きでいてくれる人を大事にしていたい。自分の中でのリトマス紙を信じていこう。
Posted by ブクログ
自分がAV女優になると決めた時は、これで彼氏とか結婚は無理だな、と思っていて、(その後、その考えはなくなるようだが)それでいてバレエ教室の人から結婚は諦めたのか?と聞かれてめちゃくちゃ怒っているけど、自分だってそう思っていたのでは、と思う。
P.136
免許証の写真が金髪でその理由が、普段働いている会社で金髪にする必要があったから、と書いているけど、意味が不明です。普段働いている会社というのが院卒後就職した上場企業(化学の会社のようだ)だとすると、そんな上場企業あるのか?というか上場企業以外でも金髪にする必要がある会社とか、あるのだろうか。
普段働いている会社というのも、曖昧だ、でもこの人の職歴では働いたのは前記の上場企業のみみたいだから、その会社なんだろうけど。
人としてとにかく人から嫌われたくないとガマンして生き続けた人の印象、それでいて自分自身を内省しないタイプの方みたい。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴いたのだが、AV女優というのは誇り高い一つの職業なのだ。そもそもAV女優という職業に就く動機というものがよく分からなかったのだが、金銭だけがその目的ではないのだ。この著者は阪大大学院卒で上場企業の研究職として就職し、バレーも小さい頃から熱心に習っていた人である。そんな人が多くの犠牲を払いながらも、AV女優という道を目指すのだから、その職業は社会的な価値があるということになる。考えてみれば当たり前のことだけれど、アダルトビデオをおおくにの人が見て、有名になる人気AV女優が存在する以上、それを目指す人は多く存在するということだ。
お勉強になりました。
Posted by ブクログ
大学院卒にも関わらず、昇進から取り残された虚しいサラリーマン生活。生きがいを失い、請われるまま不特定多数の男性と遊ぶ生活。そんな日々の中、バレエで培った柔軟な身体と表現力、加えて性に開放的な作者なら、AV女優への転職は当然、辿り着くべき職業だったのではないでしょうか。
AV女優は容姿も人並み以上必要だし、性にオープンな価値観も必要。この条件を満たすからこそ、この業界で勝負し、生きがいを掴み取りたかったのではと思います。
AV業界に対する他人の評価より、自分にとって後悔しない生き方の選択。結婚も出産も諦め、この仕事にかけたい作者の強い思いが伝わってきました。
「両親のことを考えると辛い」と書かれていましたが、親は子どもが幸せであれば、親孝行だと思います。子どもは別人格、親の思い通りにならないのは当然の事なのですから…。
AV女優を蔑む世間の厳しい視線に傷つきながらもこの仕事で成功している作者に一読書として純粋に大きなエールを送りたいと思います。読者にAV業界を垣間見させてくれ、楽しませてくれたこの一冊のように、次回も読者を楽しませてくれる本の出版に期待したいです。
Posted by ブクログ
題名を見て気になり読み始めたが…
なかなか理解しがたい
私はこの作者が言う偏見の持ち主なんだと思う
社長は良い事を言ってるように作者は思っているし、たしかに色々悩んだ末のAVに進む後押しになったのだろうけど
「人生って今世で終わりじゃない 来世も来来世もある」
「いざとなったら生活保護という優しい制度があるから大丈夫」
とかそういう言葉には嫌悪感しか感じなかった
子作りと同じことをしてるだけ とか結局は自分の行為を肯定しようとしているだけ
生産性もない快楽のみの追求をしている行為と同じように語ってほしくない
ご両親が本当にお気の毒
Posted by ブクログ
百田尚樹氏チャンネルにゲスト出演されたことで藤かんなさんのことを知りました。
阪大大学院卒で一流企業に就職という経歴を持ちながら、AV女優になり、それが会社にバレてクビに。
AV女優という職業を選択することに偏見はないけど、私自身は世間体などを考えるとやはりその選択はないなぁ。
そういう事も超えるくらい、彼女自身いろいろな心の葛藤があり、よく考えての選択だったことは本著から理解できた。
こうして活躍できているのは、きっと良い出会いがあったからだと思う。出会う人によって、同じ心持ちでも成功したり、転落したりするものだと思うから。
AV業界の裏側を、少し垣間見れて面白かった。
それにしても、かんなさん!女性は100%みんなAV観てると思ってた感覚は、やっぱりちょっとズレてますよ。