あらすじ
文明が花開く時分。貿易商の父を持つ女学生の立花百枝は、生家が百貨店を営む石動正一から縁談を申し込まれる。兄の帝大の同窓生でもある正一からは、昔から「お前は本当に、大福そっくりだな」と憎まれ口を叩かれ、嫌われているとばかり思い込んでいたのだが……。百枝の反対も虚しく、しばらく立花家に正一を下宿させることが決まる。「いつでも断ってくださって結構ですので」「どうすればわかってくれる? 俺はお前のことが、この世の中で一等好きだ」二人の攻防が続く中、ついに悋気を爆発させた正一。過剰な独占欲に、息もできないほど貫かれ――
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
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星を100つけたいお話
作家さん買いでしたが期待以上のお値段以上でした!
どうして星は5個しかつけられないのか!と思うほどよかったです。
正一の残念さとまっすぐさがとても眩しく、百枝の屈折にも共感の嵐。
とにかく素晴らしいお話でした。
もう10回は読み返して感動できると思います。
明治大正時代のよいところをぎゅっと詰め込んだ感も大変よかったです。
日本人でよかった。
獄門先輩とそっくりなストーカー粘着体質ヒーロー。好きな子にとてつもなく不器用なツンデレの極みというめんどくせぇオプション付き。
周りも何だか賑やかで体力消耗系の溺愛もの。ぐったり。でも作者様の作品はやっぱり面白い。