【感想・ネタバレ】乙女のための  源氏物語  上のレビュー

あらすじ

「いやあね、私そんな光源氏大嫌い!」老婦人が孫娘らに語り聞かせる、源氏物語講義の夕べ。
少女小説の第一人者・吉屋信子のまなざしが、光源氏と女性たちの華やかなりし日々を新鮮に照らし出す。『源氏物語』全五十四帖を誰でも愉しみながら理解できる、柔らかで明快な入門書としての現代語訳。田辺聖子の解説再録に加え、新たに角田光代による書き下ろし解説を付した新装版。

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Posted by ブクログ

本日7月11日は 吉屋信子文学忌、信子忌。
『乙女のための源氏物語』上下巻を読み終えましたので、作品の感想は下巻のレビューに譲り、今回は上巻に寄せて、吉屋信子ゆかりの地を訪ねた栃木文学散歩を ご紹介します。

まずは栃木駅に集合。参加者は皆それぞれの方法で現地入りしましたが、意外にも栃木駅を訪れるのは全員が初めてでした。

最初に向かいましたのは駅前北口広場に建つ山本有三文学碑。「路傍の石」の一節が刻まれています。

続いて湊町ポケットパークの吉屋信子文学碑へ。吉屋信子は父親の転勤に伴い、六歳から十九歳までを栃木で過ごしました。文学碑はかつての住居跡ではなく、巴波川のほとりに設けられた小さな公園にあります。信子が見たであろう川辺の風景を思いながら立ち寄りました。

その後は山本有三ふるさと記念館へ。山本有三生誕の地に建てられた見世蔵を活用した施設で、見学の後には近くのお寺へお墓参りもさせていただきました。

昼食は赤城亭。群馬県前橋市の本店は萩原朔太郎ゆかりの洋食店として知られています。手の込んだコース料理をいただきました♪

午後は栃木市立文学館へ。旧栃木町役場庁舎を活用した趣のある建物で、今回は山本有三、吉屋信子、柴田トヨの三人を取り上げた展示が行われていました。係員の方による解説付きで、地域ゆかりの文学者たちへの理解を深めることができました。

続いて隣接する栃木市立美術館で開催中の中原淳一展を見学。吉屋信子作品の装丁や『少女の友』の表紙など、ご親族が保管していたという貴重な原画が数多く展示されていました。その時代の少女たちに与えた影響の大きさと、中原淳一の仕事の質の高さに改めて驚かされます。

こうして振り返ると盛りだくさんの一日でしたが、参加者は皆それなりの年齢層。無理なく歩ける行程で、実際の移動距離はそれほど長くありませんでした。

観光案内図を見ると、まだ訪ねていない見どころも数多く残されています。駅前は土地区画整理を終えたばかりという印象で、これから観光にも力を入れていこうという雰囲気が感じられました。平坦な土地で川沿いをゆっくり歩くことができ、文学散歩にはとても心地よい街でした。

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2026年07月11日

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