【感想・ネタバレ】原因において自由な物語のレビュー

あらすじ

甘美な不協和音。

人気作家・二階堂紡季には、秘密があった――
『法廷遊戯』の著者が放つ、驚愕のミステリー!


謎を解かなければ。私は作家なのだから――。
若手人気作家・二階堂紡季には、誰にも言えない秘密があった。
露呈すれば、全てを失う。
しかし、その秘密と引き換えにしてでも、
書かねばならない物語に出会ってしまい……。

『法廷遊戯』で鮮烈デビューを飾った著者が仕掛ける、
緻密かつ大胆な、驚愕のミステリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白いけど、ミステリ?
確かに謎はあったし、謎解きもされたんだけど、作者がメインにしたいのはそこじゃないのかなって感じ。
結局ゴタゴタとハッピーエンドに持っていかれ、あれよあれよと言う間に終った印象。面白くない訳じゃないし、読んでて楽しかったし、続きも気になったけど、特に思い出に残ることはない、みたいな

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いじめやルッキズムが焦点になっているようでなってない感じがして、それが読みやすかった。いじめが引き起こした悲劇であるはずなのにそこまで深刻にならない、なれなかった。琢也は死にたがっていて、死んで、彼が死んでも標的はまた別に移るだけ。当たり前のいじめの流れというかまあ、そうだよねって思った。手を差し伸べる大人がいてもその手を取るかどうかは子ども次第なのも、同い年に利用されて人を殺そうとしたりするのも いじめの問題の危うさはじっとりあるのに何だか軽かった。2026年本当にルックスコアなんて出てきたら終わりだからね…

個人的にはいじめが問題というよりは紡季という個人が想護が託したプロットと現実の狭間で小説家としての人生を選び直すことに焦点があったような気がする。小説が、物語が、だれかの人生の碇の役割をして明日を諦めない理由になるのかもしれない。希望を与えるなんて安易で綺麗すぎる終わり方だったと思うけど仕方ない、だって“小説家”はそれしかできない。




あの椎崎さんって法廷遊戯でなんかあった?関わってそうな描写があったけど読んだのがかなり前のことなので思い出せず……なんかあった気もするね…

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2024年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

買うつもりはなく、棚に戻すときに落としてしまい角が折れちゃったから弁償の意味を込めて購入した本。はじめて読む作家だった。

私は自分の顔に自信はなくて(学生時代に比べたら自信はついた方だけど)、だからこの冒頭から出てくるルックスコアはなかなかキツイ仕組みだな、と思った。ホント、自分の学生時代、特に中学生の頃にスマホがなくて心底安心した。解説にもあったけど、今の子は我々の比じゃないくらいに自分の見た目を気にしていると思う。アプリそれ自体に対する対処法とかは特に綴られていなかったけど、まあ現実でもどうしようもできないよな。それにしてもなかなかリアルないじめの描写だったような。

購入時の帯に書いてあった「人気作家・二階堂紡季には秘密があった」、そういえばそうだなって気はするけども、正直そこまで驚きはしなかったかな……。構成上こういう紹介にならざるを得なかっただけの話かもしれない。

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2024年08月12日

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