【感想・ネタバレ】老人は荒野をめざすのレビュー

あらすじ

「不良定年」を標榜してから幾星霜。西行、芭蕉、きだみのる…「荒野をめざしたひとびと」を想いながら、今も歩み続ける日々。すぐ隣にある死を意識しつつ、亡くなった友を悼み、いっそ「死ぬ気」で生き切ってみようと自身も読者も励ます。終刊した「週刊朝日」で26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」最後の3年間より精選した老年エッセイの粋。文庫オリジナル。

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Posted by ブクログ

2024年刊、文庫オリジナル。荒野をめざす老人は、おんとし82歳。まだまだ元気。
元気なのはよいが、本体である「週刊朝日」のほうが終刊になり、そのため26年続いた名物コラム「コンセント抜いたか」も打ち止めとなった。連載開始時は55歳、81歳で終了。連載はみな単行本と文庫になっているが、本書はその最後の2年分を収める。
23年3月、これまた長寿番組だった「タモリ倶楽部」も40年の歴史に幕。嵐山も出演したことがあった。その思い出話もある。そして、最後には「週刊朝日」の思い出が来る。
もちろん、通常のエッセイもおもしろい。横尾忠則、川崎長十郎、大村彦次郎、柳田國男、五木寛之、尾崎放哉、野口英世など、みなきっちり料理している。筆はまったく衰えていない。
書名は五木寛之の小説『青年は荒野をめざす』のもじり。ザ・フォーク・クルセダーズのヒット曲のタイトルでもあった(作詞は五木寛之、作曲は加藤和彦)。シングル盤A面はこれ、B面は『百まで生きよう』だった。しっかりオチも効いている。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

2024年までの」最近3年間の」老年エッセイ。
平凡社勤務後の出版社立ち上げ時代を含めて、華麗な交友関係がまぶしい。
コロナ時代の話題を含めて、身につまされるエッセイが並ぶ。

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2024年09月20日

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