【感想・ネタバレ】ササッサ谷の怪 コナン・ドイル奇譚集のレビュー

あらすじ

シャーロック・ホームズはここから始まった? 幻のデビュー作「ササッサ谷の怪」から、最後の小説となった「最後の手段」まで。探偵小説のみに留まらない希代のストーリーテラー、ドイルの魅力を再発見する名短篇全十四編を収録。〈解説〉北原尚彦

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

古めかしい翻訳、不気味なSF趣味、秘宝、子供の頃に図書室でホームズを読んだ時のドキドキを思い出してキュンときた。今も昔も変わらずドイルを肌で感じて嬉しくなる。
ただ、残念な事に、中年の自分はどうしても子供向けに思えて没入はできない。
表紙がキャッチーなのと、大好きなハエトリソウの話があったので、星は一つ嵩増し。

0
2025年03月13日

Posted by ブクログ

コナン・ドイルはシャーロックホームズしか知らないのでこちらを読んでみた。
話自体はすごく面白い訳ではないけどつまらない訳ではなく普通に面白いってかんじ。
「退役軍人の話」、「エヴァンジェリン号の運命」、「業師ウィルキーの思い出話」が好き。

0
2025年02月24日

Posted by ブクログ

不滅の名探偵シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルの短編集。幻のデビュー作から死亡前に書かれたモノまでなので時代的に幅広い。また解説にある通り新潮文庫の『ドイル傑作選』辺りと重複しない様な選定となっている気の使いようである。サスペンス、仮想戦記、ギャングなどなどジャンルも一様では無い。一貫しているのは読み易い文章である事。これはドイルの天稟もあるだろうが本人がかなり注意していたと推察される。話自体はそんなに傑作とも思えないが御者が色々な事件を語る話はキャラ設定を上手くすればシリーズ化したのではあるまいか。
あとベル博士らしき医師の観察眼の話などはホームズファンなら直ぐに気づかれるであろう。

0
2025年01月09日

Posted by ブクログ

コナン・ドイルの非ミステリ短編集。
ホラーっぽい作品やユーモア小説っぽいものも。
メチャクチャ面白い訳ではないが、まずまず無難に面白い。
「エヴァンジェリン号の運命」が一番好き。

0
2024年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

トンデモなオチや、ぼんやりしたオチが多くて、ホームズを読んでいるときほどの楽しさはなかった。

この中で一番好きなのは『ハンプシャー州の淋しい家』かな。
片田舎に住む老夫婦の元に、どうも金を持っていそうな若者がやってきて一晩泊める話。
因果応報的な話でよかった。
解説を読むとどうもイギリスの民話に似たような話があるらしい。

あとは、『幽霊選び』もコミカルさと心霊現象の恐ろしさみたいなのが合わさってて面白かった。

『真夜中の客』も良かったけど、『ハンプシャー州の淋しい家』に似たような話ではあった。

『やりきれない話』はタイトル通り本当にやりきれない話。
ロシア文学にもありそうな悲惨さ。

0
2024年06月19日

「小説」ランキング