【感想・ネタバレ】愛人を囲う冷徹な伯爵との典型的な政略結婚、そして嫌われからの溺愛、その結末。 上のレビュー

あらすじ

軍人上がりのレナンド・ビルシュタイン伯爵の結婚相手は、貴族令嬢であるエリーゼ・キャベンディッシュだった。
ビルシュタイン家は地盤固めのための家柄を、キャベンディッシュ家は結納金を含む金銭援助を目的とした政略結婚であることは明らか。実際、結婚してからのレナンドはエリーゼを大切にせず、複数の愛人と別館で夜を過ごす日々が続いていた。

しかし、噂で聞いていた傲慢で我が儘な令嬢の姿はなく、純粋で誰にでも優しくふるまうエリーゼに、警戒しながらも興味をもつレナンド。嫌っていたはずのエリーゼと次第に顔を合わせる機会が増え、会話も交わすようになっていき、とうとうレナンドはエリーゼへの恋心を認めた。
こうしてレナンドはエリーゼを溺愛し、幸せな日々が続く……はずだった。


これは喜劇か、それとも悲劇か。

第31回フランス書院官能大賞 e-ノワール賞受賞作品、約20万字の大幅加筆で2冊同時配信。

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匿名

ネタバレ

冷徹じゃない、残虐…

いままでも冷徹な〜とタイトルにつくヒーローの作品を読んだことがありましたが、この作品はヒーローが今までどんなことをしてきたか、事細かく描写しています。
イラストも可愛らしく素敵で、作品の説明文も気になりましたし、結構気軽に読み始めましたが、思っていた以上に暴力描写などに容赦なかったです。
読む人を選ぶ作品ではあります。
正直、嫌な気持ちになる人はいると思いましたので、注意喚起ではないですが、お気をつけくださいと、レビュー記載させて頂きます。
ストーリーは最初から最後まで登場人物の心情が丁寧に書かれていて、冒頭のヒロインとヒーローの心の触れ合いには涙がでるほどでした。
読み終わってみると、良い夢みさせてもらえた部分だったな…。
一巻の途中から怒涛の展開で、読むのが憂鬱にもなりましたが、なんとかして救いが欲しくて、2巻に希望があると信じ読み進めました。
悲しいけれど、この2人に起こってしまった事を考えると、ラストの形がきっと1番のハッピーエンドなんだよね…。
もしも2人が普通に出会っていたら〜と考えずにはいられません。
ストーリーは重めでしたが、登場人物の葛藤など丁寧で読みやすく、先の気になる展開でした。
過激な描写ゆえに、また読み直したいと思えるかは分かりませんが、登場人物には共感できたり、好感ももてましたし、記憶に残る作品だなと思いました。
どうか、いつか2人が幸せになれる未来がありますように。

#切ない #怖い #ダーク

3
2024年06月18日

匿名

ネタバレ 購入済み

TL...?

TL要素はほぼ無い、あまりにも過酷な話でした。
復讐劇です、読む人によっては嫌悪感でいっぱいになるかと

無料試し読みで読んだところまでは、これからどうヒーローがヒロインを溺愛していくのかなーと期待しながら有料版を購入しましたが、想像を超える残虐な話が1,2巻にわたってつづきます。

第31回フランス書院官能大賞 e-ノワール賞受賞作品、約20万字の大幅加筆で2冊同時配信。
と書いてあったのですが、2巻目いらなかった〜

3
2024年06月10日

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