あらすじ
隣国ディノス王国の辺境伯アレンデールへと嫁いだパトレイア王国第四王女ヘレナ。
これまで与えられなかった温かな愛情をアレンデールから注がれ、少しずつ人間らしさを取り戻したヘレナ。
しかし、そんな彼女に〝悪辣姫〟と呼ばれるきっかけをつくったユルヨの影が忍び寄る。
「枕元にあるその花は、パトレイア王国にいた頃……ユルヨが好んで私に持ってきていた花です」
再び近づいてきた悪意にヘレナは立ち向かうことはできるのか……?
噂に塗り固められた〝悪辣姫〟によるウェディング・ラブストーリー、完結編!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
完結しました。
加虐性なまま国をまたいで周りに被害を与えたユルヨ。
偏執的な性格が不気味でしたが辺境伯にバッサリやられました。
ここまで静かで優しげなイメージだっただったアレンデール、初めて武闘派だったんだ思う場面でした。
辺境伯の地位を放り投げてのハッピーエンド、良かったです。
釈然としない
最後になって、コツコツと積み上げてきたものを、またもや、理不尽に取り上げられてしまった。でも、変なしがらみや、噂が無い新天地で、心の自由を得、折り合いをつけて前向きに歩み始めた2人が幸せそうなので、良しとするか。
マリウスは気の毒だが、頑張ってもらうしかない。姉達の婚家などにも協力してもらい、乗り切って欲しい。
第3王子(名前なんか出してやらない)が思いのほかバカでクズだった。ここの王族もダメだなと思った。子爵というのは意外だったが、これは“伯爵“より下、という事かな?天晴れ、スッキリな感じではなかったなぁ。