【感想・ネタバレ】家なき人のとなりで見る社会のレビュー

あらすじ

弱い立場の人たちを直撃したコロナ禍から3年,状況は変わったか? 最後の砦であるはずの福祉行政は多くの人の命と生活を守るようになったか? 「お前は本当の貧困者じゃない」バッシング,人は怒りの方向を間違えていないか? 獅子奮迅の支援日記『コロナ禍の東京を駆ける』の著者が描く,苦闘と希望ないまぜの日々.

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Posted by ブクログ

生活困窮者を支援する社団法人「つくろい東京ファンド」で働く著者の実体験に基づく、生活困窮者を取り巻く環境と課題をわかりやすく教えてくれる本。
著者の小林さんは海外生活も長く、通訳も務めた才人です。しかし生活困窮者に寄り添い支援するという仕事を選んだ惻隠の情の深い人物でもある。
この本で語られるのは厚生省の旧態依然とした体質であり、困窮者に寄り添うべき社協の親切で助けてあげているという見下す態度であり、そして経済的に裕福でない日本人が困窮者を見下す構造などである。
 また、生活困窮者が生活保護を申請しない理由に「扶養照会」という親等の近い親戚に「なぜ扶養できないのか」を問い合わせるシステムがあることを明らかにする。
 困っている人の事情は人それぞれであり、その人の要望に応じて支援するべきであるのにそうなっていない現状を糾弾する内容となっている。
 在留資格を持たない外国人、突然住まいをなくした日本人、家族との縁を切らざるをえなかった人など困窮するに至った経緯は色々である。
 その中でセーフティーネットとしての生活保護が機能していないのは法整備の問題というより、現場の職員の無知や蔑視にあるとする。また、政治家や有名人の中にも困窮者を見下す人が散見されることをこの本は教えてくれた。
 著者は文才もあり、スルスル読めた。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

実際に活動された方が書いてあるだけあって
詳しくでも読みやすく書いてありました
知らない世界でしたが
とても為になりました

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

インフレの中、大手企業に勤める人はそれなりに「ついていける」だろうし資産がある人はインフレの波に乗ってむしろ資産をそれ以上に増やすことができるだろう。持たざる人は取り残されるだけ。格差の拡大に取り残された人に寄り添う活動の記録。
本書のように事例を挙げて現状を批判する本はたくさんあるけど個別の対応では最悪の事態は避けられたとしても大きな流れはどうしようもない。格差競争の負け組になりたくない中産階級がポピュリズムの流れに生き残りをかける動きこそ本当の危機なのかもしれない。

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

生活困窮者支援14年の著者が、コロナ禍前後の活動を中心に厳しい現状を訴える。
強者も弱者も生きやすい世の中にしていかなくてはならないと思う。

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2024年05月22日

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