あらすじ
明治末の北海道札幌、主人公・野村悠紀子は、文学を愛し、空を眺めることやリンゴ畑に出かけることが好きな女学生。彼女は人から多くの関心を持たれる一方で、偏見、勝手な噂、男子学生からの執着、決められた結婚、家族の無理解などに悩む。そんななか内地の親戚の家に行くことになるが…。北海道の自然も美しい、著者の半生を反映した1940年刊行の傑作少女小説。
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Posted by ブクログ
札幌が舞台の小説が読みたくて、読んでみることとした。森田たまの半自伝小説。少女小説に分類されるらしい。主に北海道は札幌が舞台(後半は秋田?だったはず)。色々な男の人に好かれ、その度に面倒なことに巻き込まれがちだけど、それでも強く信念と自分というものを持って生きている悠紀子に尊敬の念を抱かざるを得ない。ファム・ファタールとはちょっと違うと思う。札幌の情景が美しく描かれていた。吾郎さんと悠紀子さんはやはり友情も混じった恋愛なのではないかと読みながら思っていたが、あとがきを読んだ限り、やはりそうらしい。