【感想・ネタバレ】ネットはなぜいつも揉めているのかのレビュー

あらすじ

日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。他人が許せないのは、対話が難しいのはなぜか。物事の見え方に違いが生まれるのはなぜなのか。背景にある社会やメディアのあり方を考える。 【目次】第一章 「表現の自由」をめぐる闘争/第二章 ソーシャルメディアの曖昧さと「権力」/第三章 エコーチェンバーの崩壊と拡大する被害者意識/第四章 「不寛容な寛容社会」とマスメディア批判/第五章 二つの沈黙、二つの分断/終章 単純さと複雑さのせめぎ合い/あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった

昨今の新書にありがちな様にタイトルの疑問に対して明確に回答を与えてはいなかったが、あらゆる個々の事例に対して解釈の齟齬が生じる例とその理由についての解釈が多面的に述べられ(多面的故に「結局どっち?」とやきもきさせられる向きもあるが)、最終的に個人のカテゴリー化が解釈の幅を狭めるので、個々の事例を複雑なまま受け入れるのが最も正しいという論に着地するのは納得感がある。

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2024年09月25日

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