【感想・ネタバレ】余命一年、男をかうのレビュー

あらすじ

柴咲コウ、赤楚衛二 W主演で映画化決定! Netflixにて、2026年世界独占配信
『余命10年』岡田惠和・脚本 x 「silent」風間太樹・監督 タッグで本作を映画化。

「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。
楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。
コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語

節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、
無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、
ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。
涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。

幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。
ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。
医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。
病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、
突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

突拍子もない展開、と言われればそこまでだが。
女性の自立が進みつつある現代で、わざわざ男女が人生を共にする意味、そこにあるのは損得勘定なのか愛情なのか?という事を考えさせられた。
題名の「かう」というのは、買うなのか飼うなのか(おそらく前者だが)、とにかく“相手の人生に居たい”という感情。恋愛じゃなくても愛と呼称して良いんじゃないかな。
変わり者同士の、死を目前とした奇妙な1年。好みは分かれそうだが、かなり面白かった。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに一気に読みました!キュンとくるラブストーリー。瀬名がどんなイケメンなんだろうと想像したり、ふたりの不器用な愛への展開がなんだかあたたかく。唯はこのまま長生きしてほしいな〜。
ほんと読後感良いいいお話でした!

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

想像と違ったけど前向きな物語で良かった。
治療始めるのかなり遅かったけど大丈夫なの?とツッコミたくなりましたが。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どものころから母に「ちゃんと貯金しなさい」と言われて育ち、お年玉をすべて没収はされなかったけれども、もらったものは大半を銀行(自分の口座)に預けるのが当然で、ある程度溜まったら定期預金にしていた。結果的に、大人になってから、少し安心できるくらいの貯金になったので、それはメリットだったけれど、「お金を使うのが下手だな」という自覚がある。若いときにもっとバカみたいな注ぎ込み方をしておけばよかった。年を重ねると、どうしたって守りに入る……というか、使えるお金に体力がついていかなくなる。

母から受け取った呪いのひとつが「お金がなくなったら困るでしょう」という不安だ。

生活レベルを落とすことに恐怖に近い不安があり、今と同じくらい稼げなくなったらどうしよう、と思い切った使い方ができない。
「生きてるうちは生きなきゃいけない」は、ジワっと刺さる。

余命2~3年と区切られた途端に、それならばと豪奢なお金の使い方ができる気持ちは分かる気がする。

まじめで、節約家で、地味なOLに見えた主人公・唯は、だんだんとちょっと価値観がおかしいよね、と歪んでいき、ピンクの髪をした、派手な、ホストである瀬名の方がまっとうにすら見えてくる。

「キャバクラって究極の接客業じゃん」というようなことを言ってたのは、ハッピーマニアのシゲタだったか。
ホストだって、姫たちのことをよく見て対応しないとやっていけない。そこをうまく泳ぎ切ってきただけのことはある、ということか。

二人は家族関係も正反対。

金銭に困っていなくても、家族関係が歪んでいる唯と、家族やご近所さんとの人間関係はよさそうでも、金銭的な問題を抱えている瀬名。

母から受け継ぐ呪いはいろいろあるけれども、唯は、早くに母を亡くしたことで、それを解く機会も失っていたのかなと思う。
荒療治のようなお金の使い方と、ありえないような人間関係から、その呪いが一気に解けたのかもしれない。

最終的に、実稲という義理の姪に引き継ぐ形で、キルトの趣味をうまくつなげられたのは救いか。

キルトもだけど、ひと針ずつ手を動かす系の趣味は、どうしたって重たい。
母を亡くしたばかりの子どもに対する配慮は必要だろうとは思うけれども、再婚した唯の継母が、家中に使われていた、前妻手作りのキルトを一掃した気持ちは、分かる。

それにしても、結果的には、みんなから「イケメン」と言われる人と、なんだかそれなりに楽しそうな生活を送っているのは、そこだけはちょっとうらやましい。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

節約して一人自立して生きている女性が、癌を宣告される。
治療可能な段階なのだけど、彼女は治療せずにお金を使い切って最後を迎える選択をする。
病院で会ったホストを70万で買う。そして、、
みたいなお話。
私もけち臭い人間なので、主人公の気持ちはわからなくもないが、癌を治療しないで放置って、最後がめちゃめちゃ辛くなりそうなので、病院は行くよね。。
と、若干冷静に読んじゃいました。
お話としては読みやすいし面白いです。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第28回島清恋愛文学賞受賞作。
第30回の同賞受賞作『光のとこにいてね』があまりにも素晴らしく、他の受賞作も読んでみたいと思ったのが、この本との出会いのきっかけだった。

読後に強く残ったのは、「私は金で何を買っているのか?」という問い。

主人公片倉唯は、超がつくほどの倹約家。
一切の無駄を排除し、資産運用をしながら堅実に生きる。ミニマリストと呼べば聞こえはいいけれど、そんな人生に何の楽しみがあるのだろうと思ってしまうほど、無味乾燥な生き方をしているように見えた。
けれど、子宮頸がんを宣告され、余命一年と知った瞬間に世界が一変する。
初対面で金の無心をしてきたピンク髪の男・瀬名との出会いをきっかけに、唯は“お金で人の時間を買う”という大胆な行動に出る。最初は1時間1万円で70時間の契約、そしてついには遺産を渡す代わりに結婚を申し込む。
唯の振り切れた決断に、思わずスカッとした。
人が金を後先考えずに使う姿は痛快で、地味なOLの唯がそれをやるからこそ、共感できて親近感も湧いた。

唯がお金に執着していた理由は、二つあるように思う。
一つは、男性社会の中で経済的に優位に立ちたかったから。もう一つは、愛や永遠といった曖昧なものが怖かったから。気持ちは測れないけれど、お金は数値で表せる。人は裏切るけれど、お金は勝手に減らない。母を亡くし、家庭にしがらみを抱えていた唯にとって、それは“唯一裏切らない存在”だったのかもしれない。

ラストが前向きな余韻で終わるのもよかった。
ダイパやコスパだけを追っても人生はつまらない。
一人で堅実に生きるのも、誰かに翻弄されながら不確実な人生を歩むのも、どちらも悪くない。そんなふうに思わせてくれる、温かくも鋭い物語だった。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.5

P111
恋人や配偶者の類は現実的で生臭いものだけど、推しは精神的で神聖なもの。

P141
さびしさと空腹が似ていることに気づいた。

P326
一度きりの人生、楽しまなきゃ損

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読んで思ったのが、主人公と私で似てる部分が多すぎること

・生きていくことに希望が持てない。どこかで死にたいと思ってる。
・保守的でリスクに以上な不安がある。
・会社の上司と不倫関係にある

この人、強迫性障害持ちなんだろうなと思った。
普段抑えられて生きてる人の方が、死ぬことがわかるとぶっ飛べる気がする笑

もし私が子宮頚がんになったら、きっとすごく不安だし嫌だと思うけど、心のどこかでホッとする自分もいるんじゃないかなと思う。

真面目な女の人がガンを宣告されて、男を買う。というストーリーが面白そうで買ったし、
オチは死ぬのかなってどこかで思ってたけど、結局、お金で買った男と結婚するというオチもそれはそれで面白かった。

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2025年01月26日

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