あらすじ
ハリウッドの寵児が放つ今年最驚のスリラー。
CIAと巨大IT企業〈ワールド・シェア〉社は、共同事業として最先端技術を駆使した犯罪者追跡システム〈フュージョン・イニシアティブ〉の実用化に向けて準備を進めていた。1か月間見つからずに逃げ切れば300万ドルが手に入るという条件で10名の参加者を集め、実証実験〈ゴーイング・ゼロ〉βテストを開始する。だが、ある女性の存在が大きな誤算となり、事態は思いもよらない方向へ……。
国家の威信を賭けたゲーム、からの反転。
超監視社会、超デジタル化社会に生きる我々に突きつけられた問い。
『博士と彼女のセオリー』『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』『ボヘミアン・ラプソディ』『2人のローマ教皇』4作でアカデミー賞ノミネートを果たしたハリウッド随一の脚本家による、2024年最驚のスリラー上陸!
2024年バリー賞ベスト・スリラー候補作。
解説は作家・ジャーナリストの手嶋龍一氏。
(底本 2024年5月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日経新聞の土曜日の読書欄で見つけた本。文句なく面白かった!自分の選球眼(選書眼?)を褒めたい。
内容的にも現実と強くリンクしていて、少々怖さすら感じる。また、こまめに場面展開があってテンポ良く進む感じが、映画やテレビドラマを思わせる。ハリウッドやNetflixからオファーが来ているんじゃないかと推測。著者はこれまではアカデミー賞はノミネートまでみたいだけど、これが作品になれば取れるのでは?500ページで読み応えも十分。
Posted by ブクログ
CIAと巨大IT企業〈ワールド・シェア〉社は、共同事業として最先端技術を駆使した犯罪者追跡システム〈フュージョン・イニシアティブ〉の実用化に向けて準備を進めていた。1か月間見つからずに逃げ切れば300万ドルが手に入るという条件で10名の参加者を集め、実証実験〈ゴーイング・ゼロ〉βテストを開始する。だが、ある女性の存在が大きな誤算となり、事態は思いもよらない方向へ……。
映像化したら面白そうと思っていたら、著者はハリウッド映画の脚本を手がけているそうだ。どこまでリアルなのかは分からないが、とにかく先が気になってグイグイ読ませます。