あらすじ
ソフトバンクにはモバイルキャリア事業以外のもう一つの顔が存在する。
企業や社会の課題解決を専門とする法人事業だ。
新たな成長エンジンとして同社が位置付ける法人事業は、既に売上高で国内IT企業のトップテンクラスに位置する。
約20年にわたる歴史があり、日本の大手企業の90%以上と取引する知られざる大手だ。
本書ではキーパーソンへのインタビュー、歴史や支援事例を含め、法人事業の強さ、成長の秘密をひもとく。
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Posted by ブクログ
感想
スピード感とダンプのように進める推進力。勢いがすごいね
デジタルシステムを握られたら根幹を握ることに繋がるな。
創業者だと動きが早いなぁ。ダラダラやってる古い企業とは違うなぁ。
仕事を増やし続ける上司とは偉い違いだな。
あらすじ
ソフトバンクがDXを使ってソリューションで稼ぐ側面を紹介
・三井住友生命のVitality
・ANAでのiPadを使った地空連携、マニュアルのデジタル化
・ウェルシアのポイント事業
・2012年からペーパーレス、フリーアドレス
・AIで面接
・オフィスワーカーのストレスを下げる
Posted by ブクログ
日経の社員として経済に精通する著者がソフトバンクの通信とは別の法人事業について他社や自社の社員のインタビューなどからその実態を書いた一冊。
住友生命、ANA、ウェルシア薬局の関係者へのインタビューを通してDX支援の実情を
商品設計や従業員のコミュニケーションツール、顧客管理と全く違うカテゴリーで同社がサポートに従事していることを本書で知りました。
そして、営業力を高める共有力や幅広いグループによるワンストップでのサポート体制など他者の追随を許さないサービスを提供できていることも知ることができました。
また、社内のシステムを改善したり、本社をスマートビルにすることで率先してITに慣れる環境を整備していることやLINEヤフーやpaypayといったサービスから得た膨大なデータを加工して提供することなども行なっていることも知ることができました。
地方創生、社会インフラ、健康などといった社会の課題を解決させることやADSLの導入から続く同社の歴史やゴールから逆算して目標を実現することやスピードやデータを重視する姿勢や失敗を恐れないことなど同社の経営の現在と過去についても詳しく知ることができました。
本書で紹介されたソフトバンクの法人事業は通信に続く第二の柱として位置するだけでなく中小企業ではまだまだ普及してなく、社会的にも大きな意味を持つものであると本書を読んで感じました。
通信業の他社も法人事業に力を入れるなかで同社がどのような道を歩むのか楽しみになる一冊でした。