あらすじ
劉慈欣のSF大作『三体』に登場し、一躍知られるようになった天体物理学の難問「三体問題」。ピタゴラス、ニュートン、ポアンカレ……名だたる科学者たちを悩ませ魅了してきた宇宙の謎と、その解明を目指した人類の歩みの全貌を描いた科学ノンフィクション。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シンプルに難しいっピ!2つの天体をめぐる二体問題はちゃんと明確な答えがあるけど、これが3つの天体が絡む三体問題になった途端一気に複雑化する、それをめぐる解説書なんだけど、なにせ元が複雑な問題なのでなんとかわかりやすくしようと天文学、物理学、数学の興味深いトピックを拾おうとしてかえって解説の力点がつかみにくくなっている。
これはこっちに素養が薄すぎることが悪い読者責任なのだが、同時にもっと詳しい人にはガンガン数式とか使ったほうがいいんじゃないの?という疑惑もあり解説書としてもそれほど秀逸ではない予感がする。
三体問題のブラックホールや彗星における応用は確かに気になるけど、その三体問題自体の解説をもう少し分量を割いてもよかったのではないだろうか。
Posted by ブクログ
一時SF小説でも話題となった「三体問題」。その歴史と現状を概説した新書。
天体運動やロケット軌道などの計算と切り離せない三体問題。2つの物体それぞれの運動を相互作用も踏まえて計算・予測することは容易だが、それが3つになると難易度が異次元に。
17世紀にニュートンが提起して以後、数多の俊才が挑むも完全解答できなかった超難問だが、本当に一般解は見出せないのか浪漫を感じます。
本書は難解な理論部分を省略して一般向けに表面をサラッと撫でてくれてはいるのですが、それでも情報量が多く読後の満腹感がすごかったです。
Posted by ブクログ
そもそも三体問題とは何か、というところから説明してもらいたかった。
きっかけはあの「三体」なのだが、何が問題で今どうなのかってところは普通に散文的に流れていって、結局なんだったっけという読後感。
天文と物理学の歴史的な理解の著述があって、多分、三体問題は統計的にしか解決できなくて、そこもスルッと通って、天体の動き、解析に三体問題としての取り扱いがどれだけ有効かっていう話だったような気がする。